【アメフト】パナソニック、後半は失速「このままでは厳しい」荒木監督が抱く危機感
ライスボウルで2015年シーズン以来の日本一の座奪回を目指すパナソニック インパルスは、トーナメント1回戦(クオーターファイナル)でアサヒビールシルバースターを完封で破って、準決勝に進出した。
パナソニック インパルス ○27 vs 0● アサヒビールシルバースター (2023年11月19日、ヤンマースタジアム長居)
パナソニックは試合開始のキックオフをKRミッチェル・ビクタージャモーが79ヤードリターンし、QB荒木優也からWR桑田理介へのパスでゴール前まで前進するとRB立川玄明のTD(タッチダウン)ランで先制する。 シルバースターのファーストシリーズをDBワイズマン・モーゼス海人のインターセプトで断ち切るとK佐伯眞太郎の49ヤードFG(フィールドゴール)に繋げて加点。 続くシルバースターのオフェンスもパントに追い込むと、パナソニックは3度目のシリーズ。ゴール前で、QB荒木優也からハンドオフを受けたRB立川玄明が、TEダックス・レイモンドへ、バスケットトスするスペシャルプレーでTD。1Qで早くも17-0とリードした。 2Qには、WR桑田理介が47ヤードパントリターンTD、パナソニックが 24-0 とリードして前半を終えた。 しかし後半、パナソニックオフェンスはドライブしたものの、敵陣レッドゾーンで2度のインターセプトを献上、FG1本のみの追加点にとどまった。 一方、ディフェンスは後半も要所でパスカット、インターセプト、QBサックでシルバースターオフェンスを完封し、27-0で勝利した。 試合後のハドルで主将LBの青根奨太は「あと3週間、今までフットボール人生で一番の取り組みをしよう!」と次戦に向けてチームを鼓舞した。 荒木監督は、後半ミスの多かったオフェンスを「このままでは次は厳しい」と危機感を募らせた。 次戦の準決勝(12月10日、 ヨドコウ桜スタジアム=大阪市)で、パナソニックはIBMビッグブルーと対戦と対戦する。
アメリカンフットボール・マガジン編集部