被爆地市長、平和賞授賞式不参加 ノーベル委員会から招待なし
12月10日にノルウェーの首都オスロで開かれる、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞授賞式に、広島市の松井一実市長と長崎市の鈴木史朗市長が出席しない方向であることが1日、両市への取材で分かった。「ノーベル委員会からの招待がないため」という。 2017年に核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が受賞した際は、松井氏と田上富久長崎市長(当時)が授賞式に参加。関係者によると、ICAN側がノーベル委員会に両市長も出席してほしいと打診し、ノーベル委員会が両市の意向を確認した上で招待した。 被団協の担当者は「要請がないのでこちらからも特にお願いしていない」と説明した。