山下美夢有が4勝したパター「SQUAD」の兄弟ブランドをEVEN編集長ミズカミが打ってみた
スクワッドの特徴を持つ大型化マレットのレジットマン
大阪東部の練習場で開催されたイベント会場の一画にある、パター練習場で「LEGITMAN(レジットマン)」なる、聞いたことのないパターメーカーが試打会を行なっていた。興味本位で近づいていくと、「打ってみます? 」と愛想の良いお兄さんが笑顔でパターを渡してくれる。見ると異素材を組み合わせた2トーンのデザイン。格好良い。半円型マレットの方は、ソールがレーシングカーのリアディフューザーのようになっていて空力性能を感じるし、ツノ型はスクエアに構えやすい。2トーンカラーが直線を意識させてくれるのだ。とりあえず、ツノ型を手に取って適当に打ってみる。 スクエアに構え易いツノ型形状な上に2トーンのカラーが作用してさらに真っ直ぐに構え易い。こちらも前方ステンレスと後方アルミの組み合わせで浅い重心に設計されている。211、200円。
ブレード型の操作性と大型マレットの構えやすさ
すこぶる打感が良い……、何て思っていると5メートル先のカップに吸い込まれるようにボールが入る。「おおっ」。気分を良くしてもう一球、また適当に。やはり打感が最高。「スコンッ」、「おおおっ」。もう一球適当に、「スコンッ」、「おおおお!? 」。 聞けば、前方が重いステンレスで後方が軽いアルミという設計ゆえにかなりの浅重心。それでいて大型なので安心感があるという。つまりブレード型並みの操作性で、大型マレットのように安定して構えられるということ。打ってみて感じたのは「感覚的に打っても狙ったところに転がっていく」ということ。 打感が良いからストロークも良くなって転がりも良くなる。カップインの確率もさらに上がるというもの。 ソールがレーシングカーのリアディフューザーのようで空力の良さを感じさせる上、ラフやカラーでの抜けの良さを実現する。振り易く、ブレードパターのような操作性と大型の安心感を兼ね備えた秀作である。211、200円。 加えて聞けば、パターの名手として知られる山下美夢有プロが使用して4勝を挙げた「SQUAD(スクアッド)」から派生したブランドというではないか。なるほど、そりゃあ良く出来てますって。 SQUAD公式サイトはこちら。 写真○鈴木克典 文○水上貴夫(編集部) 問リアライズ 072-813-7705
EVEN編集部