「復旧に時間かかる」JR貨物列車の脱線事故 脱線車両すべて撤去も運転再開の見通し依然として立たず
鹿児島読売テレビ
12月12日、JR鹿児島本線の川内駅で起きた貨物列車の脱線事故で脱線した3両の車両すべてが19日の夜までに移動を終えました。しかし、川内と隈之城の間の運転再開の見通しは依然として立っていません。 (記者) 「午後7時半すぎ。脱線した最後の1両がゆっくり撤去されていきます」 この事故は12月12日、貨物列車が川内駅を出発した直後、線路の切り替えポイント付近で前の3両が脱線したものです。19日は2両目の車両と先頭の機関車を線路に戻す作業が行われ、夜、全ての車両が移動を終えました。しかし、すぐに運転再開とはいかないようです。 20日、行われたJR九州の定例会見で古宮社長は。 (JR九州古宮洋二社長) 「早急に復旧させたいと思っているがなかなか設備の損傷もひどく時間がかかっているのが実態なのでご理解頂きたい」 線路の設備の復旧に時間がかかる見込みで川内と隈之城の間の運転再開の見通しは依然として立っていないということです。