【”肝パン”求めて竹岡沖】カワハギを肝醤油で食べたい 神奈川県・金沢八景『新修丸』
11月に入ってから一時は50匹以上の釣果の好調が伝えられていた東京湾口のカワハギ。11月の終盤から冷え込みが本格化、数こそ例年並みに戻って来たものの、まだまだ好調に釣れている。“肝パン”のカワハギとの出会いを求めて神奈川県・金沢八景『新修丸』に出掛けた。 【写真】今日イチとなる28cmの大型カワハギ!
ベストシーズンに、カワハギ釣りに行ける幸運!
晩秋になると、どうしてもカワハギ熱が高まってくる。狙いは勿論、寒くなるに連れて肝が大きくなってきた“肝パン”だ。私の場合、師走に入ると仕事が忙しくなり、結局行けるのが正月休みになってしまうことが多いのだが、今年は11月の末に取材で『新修丸』に乗る機会を得た。過去にもお世話になったことのある『新修丸』は、三浦半島の北部にある金沢八景から出船するので、都市部からのアクセスも抜群。京急・金沢八景駅からバスによる無料送迎サービスもおこなっているので、電車での釣行も可能だ。 集合時間は朝6時30分前後ということだったが、私は5時50分頃に到着。既に親方の新明さんが店を開けていて、近くの駐車場まで誘導してくれた。受け付けを済ませて、事務所の目の前にある船に乗り込む。『新修丸』は広くて安定している専用の浮き桟橋に係留されているので、荷物の運び込みが非常に楽だった。
竹岡沖、最初のポイントからアタリ連発で好感触!
出船は7時20分。平日だったが私を含めて11人が乗船。ポイントの竹岡沖までは航程約50分。指定されたオモリは25号。安里船長が「32mです!」というと、一斉に仕掛けが投入された。その直後に船長から「左舷で釣れていますよ!」との知らせ。早速左舷の胴の間(中央)まで駆けつけて撮影。仕掛けを落としたら、いきなりアタリが来たらしい。すると、間を置かずに左舷のミヨシ(船首)でも1匹上がった。「これは、色が白っぽいからやる気のあるカワハギだと思いますね」と、釣り上げた山口さんが話してくれた。 詳しく聞いてみると、茶色っぽい体色のカワハギは底にいることが多く、白っぽい体色のカワハギはやる気があって宙層に浮いている傾向にあるらしい。これは勉強になる。その後、10分もしない内に今度は右舷側の釣り人の竿が曲がった。今度はダブルで掛かったようだ!滑り出し良好!型もワッペンサイズではなく、中型以上が揃う。