買い物弱者支援など高齢者の生活を支える「住民による住民のための活動」が総務大臣賞受賞 秋田・大仙市
秋田朝日放送
住民による住民のための活動が称えられました。買い物弱者支援など高齢者の生活を支える秋田県大仙市南外地区の住民組織が総務大臣賞を受賞です。 「病院がない」「スーパーがない」など過疎地域の暮らしの危機に対し10年以上活動を続ける大仙市の住民組織「南外さいかい市(いち)」。全国の過疎地域が抱える課題解決の先進的なモデルとして総務大臣賞を受賞しました。県内の受賞は32年ぶりです。 60代~70代の約30人で組織するNPO法人です。11年前に地元で唯一のスーパーマーケットが廃業したことから食料品や日用雑貨の販売をスタートさせました。2020年からは移動販売車を使い自力で買い物が難しい高齢者の家を回りながらライフラインを支えています。地域の人々の喜ぶ顔を思い浮かべながら仕入れをしているといい買い物という日常の出来事を楽しみに待っている一人ひとりのもとへ届けています。 目標は「どこに住んでいても同じ暮らしができること」。平均年齢70歳の組織ですが今後は次世代の担い手確保も見据え若い世代とも協力しながら地域を支える活動を広げていきたいと話します。
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