生後3か月の男の子死亡 認可外保育施設や那覇市、国を相手取る裁判始まる
沖縄テレビ
おととし那覇市の認可外保育施設で生後3か月の男の子が亡くなった問題をめぐり、両親が施設や那覇市を相手に損害賠償を求めた裁判が11日那覇地方裁判所で始まりました。 この裁判はおととし7月、那覇市にあった認可外保育施設の一時預かりで生後3か月の男の子が心肺停止となり死亡したとして両親が施設と那覇市、それに国を相手におよそ1億円の損害賠償を求めているものです。 11日那覇地裁で開かれた第一回口頭弁論で遺族側の代理人弁護士は、男の子をうつぶせで寝かせ睡眠中の呼吸の確認をせず体調の異変に気付いてからもすぐに救急車を呼ばないなど、施設が安全への配慮を怠ったと指摘しました。 うつぶせ寝による窒息が死因とする原告に対し施設側は死因は不明だと主張していて、請求を棄却するよう求めています。 裁判後母親は報道陣の取材に対して「事故当日に何が起こったのかどんな状況で息子が亡くなることになったのかを裁判を通して明らかにしてほしい」と話しました。 次回の裁判は12月6日に開かれる予定です。
沖縄テレビ