【Krush】体重超過した弘輝の気迫の猛攻に押されるも、大岩龍矢がダウンを奪って勝利
Krush.158 2024年2月24日(土)東京・後楽園ホール ▼第6試合 Krushライト級 3分3R延長1R ○大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代Bigbangライト級王者) 判定3-0 ※30-26×2、30-25 ×弘輝(WORLD TREE GYM) 【写真】盟友・武尊と記念撮影に収まった大岩だが表情は微妙だった 大岩は幼少期に空手を学び、中学・高校時代はラグビーで活躍して愛知県代表にも選ばれたアスリート。大学在学中にキックボクシングを始め、卒業後にプロデビュー。重いパンチを武器にスタウロス・エグザコスティディスと芦澤竜誠に勝利。2021年11月には第4代Bigbangライト級(-61.23kg)王座に就いた。2023年は6月に横山朋哉に判定負けしたが、12月にライト級に階級を上げると篠原悠人を初回でKOした。戦績は24勝(9KO)10敗。 弘輝は2020年6月にKrush初参戦を果たしたサウスポーで、初陣ではSEIYAを3Rでマットに沈めた。その後は朝久泰央と龍華にKO負け、東本央貴に判定勝ちも里見柚己、大沢文也、鈴木翔也に3連敗を喫した。しかし、2022年6月の明戸仁志戦でKO勝ちすると9月の伊藤健人戦で判定勝ちとK-1 GROUPで初の連勝。12月のK-1では篠原悠人に判定で敗るが、2023年9月にKNOCK OUTから参戦したREITO BRAVELYをダウン応酬の末にKOした。戦績は10勝(7KO)7敗1分。 前日計量で弘輝は950グラムオーバーでパス出来ず。減点1、グローブハンデ、ファイトマネー減額のうえで試合が実施されることになった。 1R、サウスポーの弘輝はスタンスを広めにして構える。大岩が右ストレートで先制。その後も右ストレートを多用する大岩に、弘輝は頭を下げて近付くと左ボディ。大岩は右ストレートからボディへヒザ、さらに右カーフ。右カーフを連発し、弘輝が前へ詰めてくると右フックを打つ大岩。弘輝も右ボディで応戦するが、大岩の右カーフで足が流れ始め転倒もする。弘輝は左ヒザから左右の連打。終盤、大岩が弘輝にロープを背負わせて左右ストレート連打で釘付けにする。 2R、弘輝は勝負をかけて左右の連打からのヒザを連発して前へ出る。左フックで大きくグラつかせる大岩が右ストレートで追撃。弘輝は飛びヒザ蹴りを放つが、大岩の右カーフで大きくよろめき足を上げる。コーナーに詰めた大岩がプッシュするとヒザ蹴りで片足立ちになっていた弘輝が倒れ、これがダウンに。立ち上がった弘輝は左ストレートとヒザで前へ出る。大岩も右ストレートと左フックで迎え撃つ。手数を出す弘輝に対し、大岩はブロックを固めて右フックを返す。 3R、鼻血を出しながらも必死の形相で左右フック、ヒザを繰り出し、前へ出て攻める弘輝。大岩はジャブ、右カーフ。左フックからの右フックで弘輝が足をもつれさせるが、すぐに立て直して前へ向かっていく。その気迫に押される大岩。ヒザに追い込まれるが左右フックを返す。動きが悪い大岩の手数が減り、弘輝は差後まで諦めず攻め続けた。 判定は大差の3-0で大岩が勝利。盟友・武尊との記念撮影に収まったが、大岩の表情は微妙だった。 なお宮田充Krushプロデューサーは「計量をオーバーした選手は一定期間、公式試合の出場は取りやめる。半年くらいは休んでもらおうと思います」と大会後に語っている。
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