長野側は有料で山菜採りOKだが混雑、立ち入り規制の群馬側が「穴場」に…遭難やクマ出没の危険性も
同様の遭難が例年起きることから、長野原署は昨年までは不定期だった県道の巡回を、今年は5月下旬から原則毎週末に実施。吾妻森林管理署も、県道沿いの立ち入り規制看板41本のうち劣化して見えにくくなった20本をこの春更新した。
また、近年はクマの目撃情報も増加。万座温泉観光協会などによると、5月下旬に牛池の遊歩道で親子のクマ3頭の目撃情報が相次ぎ、環境省が遊歩道を一時立ち入り禁止にした。同じ親子とみられる3頭は、その後もスキー場のゲレンデなど複数箇所で目撃されているという。
長野原署の江黒幸浩地域課長は「立ち入り規制の場所は遭難しやすいうえ、クマと遭遇する危険性もある。絶対に入らないでほしい」と呼びかけている。