【国家公務員VS民間企業】29歳で年収「200万円」なので将来が不安です…転職するならどちらがよいでしょうか?
30歳を迎えると、将来のことを考えて「今の年収のままでよいのだろうか?」と、不安になる方もいるかもしれません。 職種や経験、スキルなどによっても、年収は人それぞれ異なります。今までの年収が低いと感じていたら、30代になるタイミングで転職を考える方もいらっしゃるでしょう。 この記事では、国家公務員と民間企業の平均年収を比較しています。転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。 ▼高齢者の「4人に1人」は働いている!? 平均年収はどのくらい?
民間企業と国家公務員の平均給与
ここでは、30代における民間企業の平均年収と国家公務員の平均月収を見てみましょう。 【民間企業】 表1
※国税庁長官官房企画課「令和4年分 民間給与実態統計調査」を基に筆者作成 【国家公務員】 表2
※人事院給与局「令和4年国家公務員給与等実態調査 報告書」を基に筆者作成 民間企業のデータには賞与が含まれていますが、国家公務員のデータは月収のみであり、月収の12ヶ月分と賞与などを加算したものが年収になります。表2の月収の12ヶ月分を計算すると、28~31歳で約348万円、32~35歳で約404万円、36~39歳で約462万円です。 さらに上記の給与に、民間と同等の月数分の賞与が加わるため、民間企業の平均年収よりも高い水準にあるといえるでしょう。 会社によっても年収は変わりますが、平均値での結果は、国家公務員のほうが年収は高くなる可能性があるといえるでしょう。 今回のケースである29歳で年収200万円は、民間企業と国家公務員のどちらの平均よりも下回っていることが分かります。将来のために貯蓄しておきたいと考えるのであれば、転職して年収を上げるほうがよいでしょう。
30代で転職する際のポイント
30歳になるタイミングで転職を考える場合には、いくつかのポイントを意識することが大切です。 20代の転職とは違って、経験やスキル、実績など、即戦力となるかどうかが採用のポイントとなるでしょう。即戦力として認められれば、今までの経験を生かせる職種や役職に就くことも期待できます。さらに、高度なスキルや希少性の高い資格などがあれば、より年収アップが目指せるでしょう。 また、民間企業から国家公務員に転職することも不可能ではありません。しかし、国家公務員に転職するには、国家公務員試験に合格することが必須になります。ほかにも、国家公務員ではなく、地方公務員を目指すというのも選択肢のひとつです。 どちらにしても転職を考える際には、自分の強みやスキルを見極めて、やりがいを感じられる仕事を選ぶことが大切です。