海図を使って算数を学ぼう
山口朝日放送
新たな発見が勉強の楽しさに繋がります。 下関市の小学校で、海の地図「海図」を使った算数の出前授業が行われました。 水産大学校 嶋田陽一助教 「海図は船が事故らずに安全に走るための地図。」 海の情報が載った地図「海図」を使って学ぶのは算数です。 豊東小学校の5年生に授業する嶋田陽一さんは普段は、水産大学校で航海士を養成しています。 授業では、船が海図のどこに位置しているかを三角定規やコンパスを使い導き出します。 「やけえ点Aを書かにゃいけんのんよ。」 学ぶことの楽しさを知ってほしいと様々な分野の講師を招いて行われている出前授業。 初めて見る海図に悪戦苦闘しながらも、児童たちはグループで話し合いながら真剣に取り組んでいました。 「三角定規を位置の特定について使ったからビックリした。」 「海に関する仕事とかにちょっと興味がわいてきたり、今後はいつもより算数としての楽しさがもっと味わえそうな気がします。」 児童たちは太陽や星の位置から地球上のどこにいるかを割り出す道具「六分儀」の仕組みも学びました。