千葉市科学館で220万人が訪れたプラネタリウム、リニューアル控え企画展
企画展「さよならケイロン ! プラネタリウムリニューアル展」が現在、千葉市科学館(千葉市中央区中央4)で開かれている。(千葉経済新聞) 【写真】千葉市科学館(複合施設「Qiball(きぼーる)」7~10階) 星の様子をスクリーンに映す設備「プラネタリウム」の歴史や仕組みを知ってもらう同展。千葉市科学館では、2007(平成19)年に導入した1000万個以上の星を映せる投影機「ケイロン」が老朽化したため、設備のリニューアルを予定している。工事に伴うプラネタリウムの営業休止を控え、企画した。 同館の事業課天文グループに所属しプラネタリウム解説を担当する近藤正宏さんは「これまで220万人を超える方に楽しんでいただいたことに感謝している」と話す。 展示では、新たに導入する予定の投影機「ケイロンIII(スリー)」も紹介する。同館によると、再現できる恒星の数は1億個に増えるという。近藤さんは「リニューアルで、さらに美しく、本物に近い星空を楽しめる。宇宙の映像を映すプロジェクターやコンピューターも一新する」と話す。 開催時間は10時~17時。入場無料。千葉市科学館への入館料は、大人=600円、高校生300円、小中学生=100円。11月17日まで。 期間中、関連イベントとして、同館展示企画室で開催当日の星空を解説する「平面プラネタリウム」を開催する。イベント最終日の17日には、今年9月から休館中の千葉市郷土博物館(亥鼻)で40年間営業したプラネタリウムを紹介する「お城のプラネタリウム40年の歩み 直径10メートルの宇宙」を開催予定。18歳以上対象。3日まで申し込みを受け付けている。
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