クリープハイプ尾崎世界観「本当にこんなこと言いたいのかな」適切な言葉が出てこないしんどさとフェスで思ったこと
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。4月29日(月・祝)の放送は、クリープハイプのボーカルギター・尾崎世界観さんとベースの長谷川カオナシさんがゲスト出演。新曲「喉仏」やフェスに出演して感じたことについて、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)と語り合いました。
こもり校長:クリープハイプ先生は、昨日(4月28日)は「JAPAN JAM 2024」に出演されていました。フェス……現地で(観客と)のコミュニケーションはどうでしたか? 尾崎世界観(Vo/Gt.):コロナ前に戻ったようで、いままでは来られなかった人たちがやっと自由に来られるようになって嬉しいですね。 こもり校長:「フェスに初めて来ました」という人も一気に増えましたよね。 尾崎:この1年で変わりましたよね。周りも知らないバンドばっかりで……(笑)。 長谷川カオナシ(Ba.):若いバンドが増えましたね~。 こもり校長:出演者も(バンドだけでなく)ボーダレスになってきて、フェスの色が変わってきましたね。
――「本当にこんなこと言いたいのかな……?」
こもり校長:クリープハイプ先生は、先日デジタルシングル「喉仏」をリリースされました。おめでとうございます! クリープハイプ:ありがとうございます! こもり校長:こちらは、放送中のドラマ『滅相も無い』(MBS/TBS系)の主題歌として書き下ろされた楽曲です。僕はグっときた歌詞があるんですけど、『口は災いの元 言葉漏れる穴 今ならまだ間に合う 早く塞いで』って……無理なんですよねぇ~。 尾崎:そうですよね(笑)。それしか言葉がなくて、「違うのにな」と思いながらしゃべっていることもありますよね。「本当にこんなこと言いたいのかな……?」と思いながら、自分でも違和感があるっていう(笑)。 こもり校長:しゃべっている途中に、適切な言葉が出てくることもありますよね。 尾崎:俺もさっき、なんで「知らないバンドばっかり」って言ったんだろう、って。カオナシが、「若いバンドが増えましたね」とフォローしていて……。その瞬間に気づいたんです、「“知らない”という言い方はトゲがあるなぁ」って(笑)。 こもり校長:言葉って難しいですよね(笑)。心の奥というか喉に引っかかっている言葉に、『早く出てこい/必ずひきずり出すから』という歌詞もまさにその通りですね。でもなかなか出てこないからしんどいんですよね。 尾崎:だったらもうずっと出てこなくてもいいのに、あとから出てくるんですよね。 COCO教頭:ありますよね~。 尾崎:カオナシは、あまり失言ないよね? 長谷川:発言が少ないから、失言も少ないのかもしれないですよね。 全員:(笑)。