クリープハイプ尾崎世界観「本当にこんなこと言いたいのかな」適切な言葉が出てこないしんどさとフェスで思ったこと
――ライブでちょっと気になるところ
こもり校長:「喉仏」のMVも公開されています。クリープハイプ先生のライブで、無表情でステージを見る1人のお客さんに向けて、メンバーが試行錯誤していくというおもしろい内容です。周りは盛り上がっているんだけど、僕にはあのお客さんが涙目に見えて、誰よりも感情を露わにしているように思ったんです。だから言葉が大事というか、言わなきゃ届かない感情があるんだな、と思いました。 尾崎:そうですね、そういうことを伝えたかったんです。いろいろな見方があるんですけど……1人だけ違うと目立つんですけど、感動しているときって簡単に動けないと思うし。昨日出させてもらったフェスでも思ったんですけど……めちゃくちゃ盛り上がってくれてすごく嬉しいけど、ちょっと不自然なところもあるなと思って。みんなが同じ動きをするというのも、どうなのか……っていう。もちろん嬉しいし、それに助けられているんですけどね。 こもり校長:うんうん。 尾崎:フェスが以前のように戻ってきた段階で、初めて来る人も多いなかで、もう1回新しく作り直すこともできるんじゃないかな、と思っています。 ◇ この日の放送では、「口は災いの元」をテーマに…… ・「大学は内部進学なのですが、希望の学部にはいけそうもなく自暴自棄になり、母親に“受かればどこでもいい”と言ってしまって大ゲンカになりました」という高3 ・「好きな人に“彼女がほしい”と相談されて、自分以外の女子の名前をあげたらその子と付き合ってしまいました」という高2 ・「友達に“あの子のこと苦手なんだよね”と相談したら、実はその2人が仲良しで相談した子と疎遠になりました」という高2 と電話をつなぎました。