名護・東江のおむすび専門店「コメドット」が1周年
おむすび専門店「COME.(コメドット)」(名護市東江、TEL 0980-59-4193)が11月22日、オープン1周年を迎える。(やんばる経済新聞) 【写真】「コメドット」が提供するおむすび 名護出身の喜屋武裕二さんと優さん夫婦が築50年の古民家を改装した同店。山形県産米の「ひとめぼれ」を北海道産昆布を使って炊き上げたご飯で作るおむすびを提供する。席数は、カウンター席5席、テーブル席9席。 1年を振り返り、優さんは「忙しい日々で激しい一年だった。提供数も増え、多い日にはお米約15キロ、約140個のおむすびを販売することもある。場所が住宅街で分かりづらいにもかかわらず足を運んでもらい、それも当たり前ではないと日々感謝の気持ち。本当にお客さまに支えてもらってきた」と話す。 オープン当初は近隣住民の客が中心だったが、今では平日はビジネスマン、週末は市内外の家族連れや国内外の旅行者が来店するという。「全体の4割は新規客が占める」と優さん。 おむすびメニューは現在10種類。自家製油みそを使った「あぐー豚油みそ」や、「しそこんぶ」「おかか」(以上280円)をはじめ、「さば大葉」「焼き鮭」(300円)、日によってよって具材を変える「気まぐれおむすび」(320円~)など。このほか、白みそで仕立てた「いなむどぅち」(小=350円、大=450円)、「かしわ天」(450円)も用意する。 春からはイベントなどに向けたオードブル(5~6人用=6,600円)や予算に応じて作る仕出し弁当の注文に応じるため、企業からの注文も多いという。今夏は地域の子どもたちの居場所作りとして「コメチケ」を開始。1枚500円のチケットで寄付を募り子どもたちに還元するもので、これまでに約110枚のチケットが利用され、多い日には1日10人ほどの小学生が来店する。 今後について、裕二さんは「朝の営業も体制が整えば始めていきたい。これからも食べた人が笑顔で幸せな気持ちになってもらえるようなおむすびを提供したい。地域の子どもたちにも寄り添いながら、ファストフードの様に気軽で地域に根ざした店を目指したい」と力を込める 営業時間は平日=11時~15時(土曜・日曜・祝日は9時~)。月曜定休。
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