本塁打を確信した大谷はベンチを指さした (AP)

ナ・リーグ、リーグ優勝決定シリーズ第4戦（メッツ2―10ドジャース、ドジャース3勝1敗、17日、ニューヨーク）米大リーグのポストシーズン（PS）は、ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ（7回戦制）第4戦がシティ・フィールドで行われた。ドジャース・大谷翔平投手（30）は「1番・DH」で出場。6打席立ち3打数1安打、1本塁打1打点3四球だった。ドジャースは3勝1敗とし、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。大谷のデータは以下のとおり。 ❶大谷が放ったPS3号の打球速度は117・8マイル（約189・5キロ）。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、2015年のスタットキャスト導入以降、PSの同一シリーズで115マイル以上の打球を3度（第1戦の右越え単打、第3戦の2号3ラン）放ったのは大谷が初めて。 ❷PSでは22年のナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦でシュワバー（フィリーズ）が記録した119・7マイル（約192・6キロ）、20年のア・リーグ地区シリーズ第2戦でスタントン（ヤンキース）が記録した118・3マイル（約190・3キロ）に次ぐ3番目の速さ。大谷は21年以降、レギュラーシーズンとPSを含め115マイル以上の打球を24度記録。21年以降では最多。 ❸ポストシーズンで日本選手が初回先頭打者本塁打を放ったのは大谷が初めてで、2試合連続本塁打は2009年のワールドシリーズ第2、3戦で打った松井秀喜（ヤンキース）以来、2人目。同一年のポストシーズンに3本塁打以上マークしたのは04、09年の松井秀喜（ヤンキース、3本→4本）に次いで15年ぶり2人目（3度目）。