FNNプライムオンライン

静岡県のキャンプ場で、“つむじ風”が巨大テントを吹き飛ばす瞬間がカメラにとらえられた。 高く巻き上上がったテントを止めようとした女性客が軽いけがを負った。 撮影者によれば、同キャンプ場は風が強いことから“テントの墓場”とも呼ばれているという。 【画像】ドーム型のテントがクルクルと宙を舞う瞬間（静岡・富士宮市、計7枚）

大きなテントが宙を舞う

静岡・富士宮市の客でにぎわう人気のキャンプ場「ふもとっぱら」で、22日午前11時半ごろに撮影されたのは、クルクルと宙を舞うドーム型のテントだ。 “つむじ風”がキャンプ客を容赦なく襲っていたのだ。 当時の状況について、撮影者は「5メートルくらいあったのかな?結構怖いですからね。ポールがいっぱい入ってるんで」と、危険で恐ろしい状況だったと話す。 当初、つむじ風は砂ぼこりを巻き上げながらキャンプ場をゆっくりと移動し、客の荷物を吹き飛ばしていた。 突然の出来事に、客は大あわてだった。

抵抗むなしく…つむじ風がテントさらう

そんな中、風の音が一瞬鳴り止んだ次の瞬間、またしてもすさまじいつむじ風が襲ってきた。 そしてテントが、ふわりと舞い上がってしまう。 テントの持ち主とみられる人は、必死にテントを止めようと奔走していたが、勢いよく暴れ回るテントに手も足も出ない。 撮影者は、「このキャンプ場って、“テントの墓場”って言われてて、風が強くて有名なんですよ。（テントが）凶器みたいになって。女の人かな、たぶんガーンって当たった」と、近くにいた女性に激突したように見えたと話している。 警察によると、飛ばされたテントを押さえようとした女性が転倒し、額に軽いけがを負ったという。 （「イット!」 12月25日放送より）