【高校ラグビー】“ダイヤの原石”西軍WTB山内デイビスが躍動 U18合同チーム東西対抗戦
◇U18合同チーム東西対抗戦 男子西軍27―14男子東軍(2025年1月5日 花園ラグビー場) 準決勝の前に「U18合同チーム東西対抗戦」が開催された。 メンバーは各都道府県の新人大会および各ブロック新人大会に単独校で15人制に参加できなかった選手で、KOBELCO CUP2024第20回全国高校合同チーム大会U18チームに参加した選手の中から選出された。 西軍は前半12分、左隅でボールを受けたWTB山内デイビス(3年=大阪・成城)が一気に加速。寄せてきた相手2人をかわし、そのままインゴールまで走りきって先制トライを奪った。ここから流れをつかんだ西軍は計5トライで快勝した。 試合後、笑顔で引き揚げてきた山内は「パスをもらったら前が空いていたので。やってきたことを出そうと思っていたので、先制トライができて気持ちよかったです」と充実した表情を浮かべた。父が米国人で母が日本人。小学4年からサッカーをしていたが、友達に誘われて高校からラグビーを始めた。 成城の部員は4人。単独チームは組めず、昨秋の大阪府予選には合同Bとして臨み、1回戦で大商大高に21―57で敗れた。ただ、50メートル走5秒9の快足を誇り、昨年度には対角や身体能力に優れた高校生年代の原石が招集される「ビッグマン&ファストマンキャンプ」に選ばれた。 高校卒業後は関西Bリーグの大体大に進学予定。「1年生から頑張ってスタメンになって、Aリーグ昇格に貢献したい」と抱負を語った。