HKT48松岡はな、ラストシングルは「楽しみたい」 初選抜の7期研究生・江浦優香&龍頭綺音へエールも
HKT48が18thシングル「僕はやっと君を心配できる」を9月11日(水)にリリース。前作「バケツを被れ!」に引き続き石橋颯と竹本くるみがWセンターを務める同曲で、7期研究生の江浦優香と龍頭綺音、そして5期生の栗山梨奈が初選抜となった。また、今作は9月28日(土)の卒業コンサートを控えている松岡はなにとってのラストシングルでもある。約10年のアイドル人生を駆け抜けてきた松岡の現在の心境と、2024年5月にグループへ加入したばかりの江浦と龍頭の意気込みを聞いた。 【写真】13歳の江浦優香と14歳の龍頭綺音…フレッシュさ溢れる7期研究生の2人など全34枚 ■龍頭綺音、初選抜に「最初は理解できなかった」 ――今回は松岡さんにとってのラストシングルとなります。 松岡:実は、私自身「最後のシングルはもう難しいかな」と思っていたので、素直にうれしいです。7期生との活動ももうあまり多くないので、選抜メンバーとしてこうして一緒に活動できるのもすごくうれしいです。楽しみたいなと思っています。 ――龍頭さん、江浦さんは5月に加入して早くも選抜入りとなりました。 龍頭:こんなにも早く選抜メンバーに選んでいただけるとは思っていなかったので、最初に聞いた時には理解ができなくて、信じられませんでした。ですが、ジャケット写真の撮影やMV撮影を通して、だんだんと実感が湧いてきました。 江浦:私はレッスン終わりに選抜に選ばれたことを聞いたんですが、素直にうれしくて、ジャケ写の撮影でより実感が湧きました。MV撮影の振り付けでは「付いていけるかな」と少し不安な気持ちもありましたが、先輩方が優しく声を掛けてくれたので安心できました。 龍頭:今までも先輩と一緒に活動することはありましたが、やっぱり同期との活動の方が多かったので、先輩方と活動する時間が増えて、足を引っ張らないように頑張りたいなと思っています。 ■松岡はなが語る江浦優香&龍頭綺音の印象 ――先輩たちと仲良くなれる貴重な機会ですね。 江浦:皆さんと仲良くなりたいですが、特に松岡はなさんとは卒業前に少しでも多く話して、仲良くなりたいなと思っています。MV撮影の時と、今回の取材していただくタイミングで少しお話ができました。 松岡:空き時間にいろいろと話しましたね。好きな食べ物とか(笑)。でも、まだ江浦ちゃんはちょっと猫を被っていると思います。龍頭ちゃんが言うにはもっと元気いっぱいらしいので、卒業するまでにその姿が見られたらいいなと思っています。 ――龍頭さんは松岡さんと話せましたか? 龍頭:私もMV撮影とジャケ写の撮影ではなさんとお話させていただきました。私は、話し掛けてもらえればぐいぐい話せちゃうタイプなんですけど、自分からはあまり話し掛けにいけないんです。はなさんは話し掛けてくれるので、たくさん話せました。 松岡:龍頭ちゃんは、棒読み風にしゃべっているところがめちゃくちゃかわいいなと思っています(笑)。 龍頭:私は棒読みで話している意識はないんですけど、担任の先生からもよくそう言われます。 松岡:かわいい(笑)。 ■松岡はな「(最後という)実感が涌くことはあまりない」 ――今回の楽曲について、松岡さんはどんな印象を持ちましたか? 松岡:最近のシングルの中ではあまりなかった雰囲気というか、前回の「バケツを被れ!」とはガラッと変わって、また違ったHKT48が見られるんじゃないかなと思いました。 ――前作に引き続き、石橋颯さんと竹本くるみさんがWセンターです。 松岡:2人とも本当に自分の良さを分かっているなと思います。自分の見せ方なんて私より上手ですし、本当にかわいい。歌もダンスも上手で、アイドルとして100点。いぶちゃん(石橋)はとにかく元気いっぱいですが、最近はちょっと大人っぽい一面も出てきました。その中でたまに甘える感じもすごくかわいい。くるちゃんはダンスが上手で、いつ写真を撮ってもかわいいんです。どこを撮ってもとにかくかわいいのが「アイドルだな」という印象です。 ――MV撮影はいかがでしたか? 松岡:廃墟スタジオで撮影したんですが、すごく暑くてサウナのようだったんです。みんなで汗をかきながら何回も踊っていました。 ――松岡さんは“最後のMV撮影”という気持ちもあったのでは? 松岡:それが全然なかったんです。でも、最後にお花を頂いた時に「最後なんだ」とちょっと寂しくなりました。普段の活動でも、今はまだ実感が涌くことはあまりないんです。 ■江浦優香、MV撮影の合間に「冷感グッズの値段を調べたり…」 ――江浦さんはいかがでしたか? 江浦:暑かったので、強く握ったら冷たくなる冷感グッズが配られたんですが、江口心々華さんと一緒にその1個分の値段を調べたりしていました。 ――なぜ?(笑) 松岡:暑いからたくさん配られたんですよ。消費量がすごかったので、気になっちゃったのかも(笑)。 江浦:そうなんです。江口心々華さんとそれを機に仲良くなれました。 ――普段からあまり無駄遣いなどもしないタイプなんですか? 江浦:いや、そんなことはなくて、目に留まったら買いたくなります。最近は龍頭綺音とおそろいの服を買いました。 松岡:え、かわいい~。 ――選抜入りの記念みたいなことですか? 龍頭:そういうわけじゃないんですけど、普段から仲が良いので「おそろいの服、欲しいね」って一緒に買いに行きました。 ――一緒に着て現場に来たりもするんですか? 江浦:まだ買ったばかりなので、タグがついたままなんです。 松岡:あはは(笑)。かわいい。 ――龍頭さんはMV撮影、いかがでしたか? 龍頭:私もすごく暑くて大変だったんですけど、休憩のたびに先輩方が「水飲まないで大丈夫?」「きつくない?」とか心配してくれて、優しいなと思っていました。 ――今回の活動でお話してみて、印象が変わった先輩がいたら教えてください。 龍頭:梁瀬鈴雅さんはすごく格好良くてクールな感じの方なのかなと思っていたんですけど、しゃべってみたらたくさんお話してくれて、ずっと「かわいいかわいい」って言ってくれたんです。思った以上に話しやすい雰囲気を作ってくれる方だったので、これからもっと仲良くなれたらいいなと思っています。 ■松岡はな、10年間の活動は「キラキラさせていただきました」 ――松岡さんはバイトAKBの頃から数えると10年の活動になるかと思いますが、振り返るとどんな期間でしたか? 松岡:長かったようで早かったような感じですが、本当にたくさんの経験をさせていただいて、キラキラさせていただきました。たくさんのステージに立たせていただいたし、たくさんの方にもお会いできましたし、楽しかったです。つらいことも多かったですけど、楽しい方がやっぱり多かったので、一生忘れないなと思います。卒業というのはあまり考えたことがなかったんですが、声援も照明もいっぱい浴びて、ふと「やりきったな」という時が来て、卒業を決めました。 ――7期生のお2人に対して、長く活動してきた松岡さんから何か伝えたいメッセージはありますか? 松岡:周りに人がいっぱいいる活動なので、人に優しく、自分勝手にならず、感謝の気持ちを忘れないでいてほしいですね。ファンの方は一番に応援してくれるから、感謝の気持ちを伝えてほしいなと思います。私も、卒業してからHKT48をどういう気持ちで見られるのかが楽しみですね。コンサートでも、私が参加していた曲のポジションを誰がやるのかというのも楽しみにしています。 ――卒業後はどのようなことをしたいですか? 松岡:ゆっくりお休みして、今までできなかったことをできたらいいなと思っています。旅行に行ったり、家族といっぱい過ごせたりしたらいいですね。今まではお休みに旅行に行くとしても、やっぱり頭の片隅には仕事があって「この飛行機で帰れなかったらどうしよう」とかいろいろ考えちゃって、気軽に行けなかったんです。何も考えず、お買い物とかもいろいろ行ってみたい。ハワイとかで羽を伸ばしたいですね。 ■松岡はな「HKT48の新たな一面をもっと好きになってほしい」 ――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。 龍頭:私は初めての選抜ですが、先輩方に負けず、どこにいても目に留まるようにしっかり表情などを勉強して、見せ方を上手になりたいです。どんどん上に上がって、将来は表題曲のセンターになりたいです。 江浦:初めて選抜メンバーに選んでいただいてすごくうれしいです。私は、普段ニコニコでいることが多いんですけど、この曲は格好良い感じの曲なので、表情を勉強しないといけないなと思っています。ライブなどで披露する機会までに表情や歌い方の勉強をします! 松岡:私にとっては最後のシングル曲になるので、私のことも見てほしいですが、初選抜になった7期生の2人や5期生の栗山梨奈ちゃんにも注目してもらいたいです。センターの2人も前作と違った一面がきっと見られると思います。たくさん聞いて、HKT48の新たな一面をもっともっと好きになってほしいです。 ◆取材・文=山田健史