古河一高生 3商品開発 地元事業者と連携 市内催し、文化祭で販売 茨城
茨城県立古河一高(同県古河市旭町、馬場光夫校長)の流通ビジネス科3年の22人が、地元の事業者などと連携し3商品を企画開発。市内のイベントや同校文化祭で販売するなどし、ビジネスについて理解を深めた。 同科は課題研究「マーケティング探究」の一環として商品開発に取り組んでいる。本年度は3班に分かれ商品を企画。①クッキーサンド②鶏肉のレモン煮バーガー③はつせサンデーの3品を地元事業者の協力で製造してもらい販売した。 クッキーサンドは、ミヤト製菓(同市下片田)のかりんとう、吉田茶園(同市大堤)の緑茶を使うなどし、パステルたんぽぽ(同市下大野)が製造。鶏肉のレモン煮バーガーは、同市の学校給食メニューで人気がある鶏肉のレモン煮からヒントを得てハンバーガーとして商品化。初美精肉店(同市東本町)の鶏肉を使い、カマヤ製パン(栃木県野木町)が製造した。はつせサンデーは、和菓子店はつせ(古河市横山町)の白玉をアイスの上に添え、きな粉と黒みつをトッピングした。10月20日に開いた市のイベントで、いちごマルシェ(同県境町伏木)のキッチンカーで販売した。 同25日の文化祭では、クッキーサンド(500円)70個、鶏肉のレモン煮バーガー(300円)350個を販売し、いずれも完売。山野井麻日奈さん(18)は「イベントと文化祭の両方で完売できた。お客さんと触れ合えたこともよかった」、関来愛さん(17)は「企業との関わりや商品開発を通してビジネスの勉強ができた」とそれぞれ話した。
茨城新聞社