リピーター続出のジャム作りは満員御礼!「1日中電話が鳴りっぱなしの状態…」一目十万本のアンズの里に訪れた例年より早い収穫シーズン…今だけ生で食べられる「あんずフェア」も大盛況
宮入キャスター: 「んー甘い」 「こんなに濃厚な甘さになるんですね。皮に近い部分に少し酸味が残っていてアンズならではですね」 収穫したアンズは、地元のJAなどに出荷します。 高温により生育が早まったものの、今年は霜やひょうによる被害はなかったため、出荷量は前年並みということです。 一方で、千曲市のアンズ農家は近年、減少傾向にあるといいます。 西村さん: 「この畑も私はやるけど、その次がどうなるかはわからないような状況ではありますよね」 「花見のころですか、アンズの木は少なくなってきてるなっていうのは。ちょっと寂しい思いはありますよね」 「一目十万本」と言われるアンズ畑を守ろうと、森地区では2011年にNPO法人「あんずの里振興会」を設立。 高齢農家の畑を手伝うことで遊休農地となってしまうことを防ぎ、草刈りや街路樹の手入れなど幅広い活動を行っています。 また、高校生や大学生も参加し、地域で故郷の景色を守っています。 西村さん: 「手塩に(かけて)育てたアンズなので、食べていただきたいですよね」 「種類がいろいろあるので、皆さん自分の好みを見つけてもらいたいなと思いますね」 手塩にかけ育てられるアンズ。 ファンは県外にも増えています。 東京から: 「昨日アンズ狩りをして食べました」 「東京にはないので生で食べたの初めてでした。おいしかったです」 毎年、収穫の時期にあわせて「あんずの里振興会」が開く、ジャムとシロップ漬けの手作り体験。 あんずの里振興会会員 西村枝里子(にしむらえりこ)さん: 「毎年大人気で予約がすぐ埋まっちゃうぐらいにリピーターの方がとても多い講座になっていまして」 「皆さん慌てて電話をかけてくれるので、一日中電話なりっぱなしの状態です」 1日5回ずつ、毎日開かれる講座は6月22日から始まり、全ての回が満員御礼! 参加者は県の内外からおよそ200組です。 参加者東京から: 「実は昨日も来たの毎年来てるの」 「おいしくできたと思います」 「煮詰めていくうちに色が変わっていくのとか工程とかすごく楽しかったです」 「家帰ってから楽しみですね」
振興会の西村さん: 「来てくれたお客さんの笑顔で報われるっていうか、またエネルギーになるなと思って活動できてます」 「高齢化でだいぶアンズを切っちゃう農家も多いので、何とか維持していこうということで皆さん頑張ってやっています」 「農家さん一生懸命作っているアンズをぜひ皆さんにおいしいっていう風に言っていただきたい」 旬が短いアンズだからこそジャムにして長く美味しく。 そして、生で味わえるのはいまだけ! 旬が足早に訪れている今年は特にお早めに!
信越放送
【関連記事】
- 「子どもの数が増えて…」人口が増え続ける村…40年で人口が何と1.6倍に!給食センター新たに建設、保育園増改築…それにしてもナゼ増えている…?取材して分かった納得の理由
- 人食いバクテリアに感染したプロ野球選手が激白 赤く腫れあがった左手「たまたま運良く生きているが…」致死率は30%とも…
- 「こんな国に産んでごめんね…」「こんな腐った世の中を見せずにすんで良かった…」ともに我が子を事故で亡くした母親が残した言葉…親が調べて検察を動かし中3死亡事故は最高裁の判断へ、変わらない交通事故初動捜査の問題点
- 小1男児がいつもと違う停留所で降車「なぜ?」自宅から4キロ離れた場所から徒歩で帰宅… 長野・小海町
- 【実際の音声あり】「お客様の電話番号は本日で利用停止されます…」さらに「詳しくは1を押してください…」1を押すと…「+」がつく国際電話番号からの詐欺電話相次ぐ、出たりかけ直したりしないで…