パトリック・トゥイプロトゥ

『リポビタンDチャレンジカップ2024』前日の10月25日、ゲームキャプテンを務めるLOパトリック・トゥイプロトゥがメディア対応を実施。日本代表戦へ向けて、抱負を口にした。 「私も『リーグワン』で1シーズンプレーしたので、日本人選手がスピーディかつ低くタックルに来ることを知っている。キャッチとキャリーも『スーパーラグビー』とはやり方が違う。自分たちはその違いに気を付けて、ラインスピードを維持したい」 日本代表のスピーディなラグビーにニュージーランド代表は大きくて重いFWパックで対抗する。 「自分たちのFWパックは大きくて重いが、ただ大きくて重いのではなく、運動能力も優れている。相手を研究して、俊敏でスピードを生かすFWだと思っている」 勝って当然、負けたら大炎上となるゲームに臨むメンタリティ問われたトゥイプロトゥは「どんなテストマッチもテストマッチ。しっかり準備することは変わらない。勝っても負けても引き分けでも、しっかり準備することが大事。日本はオールブラックスにこれまで勝ったことがないが、こちらの準備としてはいつものテストマッチと変わらない」とキッパリ。 オールブラックスのキャプテンを務める意義を質問されたトゥイプロトゥはこう答えた。 「自分は自分なので、自分の人生は変わらないが、オールブラックスの主将になることはラグビー選手にとって、一番名誉なことのひとつだと思う。 この10年間オールブラックスでプレーしてきて、いろんなリーダーを見てきた。今回ゲームキャプテンを務めるにあたって大事だと思うのが、選手たちをリードしていくこと。しっかり助け合うこと。そしてゲームがスムーズに進むことを心掛けて、明日のゲームに臨みたい」 スコット・ロバートソンHCが率いてからの変化を尋ねられると。 「少し変わった。マインドセットが変わったと思う。前のHCよりも若いので、フレッシュな感じがする。あと革新的なプレーにも取り組んでいる。FWパックで新しい試みがある。具体的に? 明日の試合を観てほしい(笑)」 オールブラックスの試合登録メンバーは以下の通り。 1タマイティ・ウィリアムズ（クルセイダーズ）14 2アサフォ・アウムア（ハリケーンズ）15 3パシリオ・トシ（ハリケーンズ）3 4サム・ダリー（ブルーズ）5 5パトリック・トゥイプロトゥ（ブルーズ）46 6サミペニ・フィナウ（チーフ）4 7サム・ケイン（東京サントリーサンゴリアス）100 8ウォレス・シティティ（チーフス）5 9キャム・ロイガード（ハリケーンズ）5 10ダミアン・マッケンジー（チーフス）56 11マーク・テレア（ブルーズ）15 12アントン・レイナートブラウン（チーフス）79 13ビリー・プロクター（ハリケーンズ）1 14セヴ・リース（クルセイダーズ）30 15スティーヴン・ペロフェタ（ブルーズ）5 16ジョージ・ベル（クルセイダーズ）1 17オファ・トゥウンガファシ（ブルーズ）63 18フレッチャー・ニューウェル（クルセイダーズ）20 19ジョシュ・ロード（チーフス）6 20ピーター・ラカイ（ハリケーンズ）0 21TJ・ペレナラ（リコーブラックラムズ東京）87 22デービッド・ハヴィリ（クルセイダーズ）28 23ルーベン・ラヴ（ハリケーンズ）0 ※所属クラブの後の数字はキャップ数。 果たして、オールブラックスが力の差を見せ付けるのか、日本代表が歴史的初勝利を飾るのか。『リポビタンDチャレンジカップ2024』日本代表×オールブラックスは明日10月26日(土)・日産スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。試合の模様は日本テレビ系にて全国生中継。