連合、25年春闘で定期昇給分含め５％以上の賃上げ要求へ－ＮＨＫ
（ブルームバーグ）： 日本最大の労働組合の全国組織である連合は、2025年の春闘で24年と同じ５％以上の賃上げを要求する方針案を固めたことが関係者への取材で分かったと、ＮＨＫが16日報じた。
同報道によると、連合は基本給を引き上げるベースアップ相当分を３％以上、年齢や勤務年数などに応じた定期昇給分を含めて５％以上の賃上げを要求する。中小の労働組合についてはさらに上乗せし、６％以上を要求する見通しだという。
方針案は18日開催の連合の中央執行委員会で決定される見通し。
24年の春闘は平均賃上げ率が5.10％と、業績好調な大手企業をけん引役に33年ぶり高水準の賃上げを達成。組合員300人未満の中小組合でも4.45％と高い伸びを記録した。石破茂首相が「賃上げと投資がけん引する成長型経済」の実現を掲げる中、賃上げの流れが定着するかどうかが焦点となっている。
(c)2024 Bloomberg L.P.
Hiroyuki Sekine
