習主席、来年ロシア訪問へ─駐中国ロシア大使=通信社
[27日 ロイター] - ロシアのモルグロフ駐中国大使は、習近平国家主席が2025年にロシアを訪問する予定だと述べた。ロシア国営通信社RIAが27日報じた。 モルグロフ氏は「具体的な二国間行事については、適切な計画が積極的に策定されていると言える」とし、「優先事項に関して、秘密ではないと言えるのは、中華人民共和国の国家主席が来年ロシアを訪問する予定だということだ」と述べた。 中国外務省は定例会見で、習主席の訪ロを確認しなかったが、両国があらゆるレベルで緊密な対話を続けていると説明した。 プーチン大統領は、ウクライナへの侵攻開始直前の22年2月に中国を訪問し、習主席と限界のないパートナーシップで合意。今年、大統領選挙で圧勝した後5月に中国を訪問した。 習主席は、未踏の3期目続投を確定した後、23年にロシアを訪問した。 RIAによると、モルグロフ氏は、ロシアとウクライナの戦争を非難することを控えている中国は、中国も同様の多くの課題に直面しているため、この紛争を理解していると説明した。 ロシアと中国は米国の政策に共同で対応する必要があるとも述べた。「国際舞台では、西側諸国がロシアと中国に対して追求しようとしている『二重抑止』に対して、両国が『二重の反撃』でさらに対応する責任がある」とした。 中国はブラジルと協力して、ウクライナ戦争の和平案を提示し、戦線の凍結を求め、双方の安全保障上の利益を考慮している。ロシアはこの提案への支持を表明した。