前回は7点差……日本代表―中国代表の試合で中国メディアが考える及第ラインとは――地元記者が「埼玉スタジアムで戦ったときよりもずっとチームとして良くなっている」と語る自信
11月19日、サッカー日本代表は中国代表と対戦する。中国メディアは、この試合をどう捉えているのか――。 ■【画像】「修学旅行感みたい」「めちゃめちゃ楽しい男子校のノリ」日本代表27人が乗ったチャーター機内の「仲良すぎショット」■ 18日、中国・厦門で行われた日本代表の公式会見と公式練習には多くの中国メディアが訪れた。会場となった一室は、まさにすし詰め状態。通路も壁際もメディア関係者で埋め尽くされた。 このカードは今年9月に行われた2026FIFAワールドカップアジア最終予選の初戦と同じで、その際は日本代表のホームで行われた。結果は7-0で、日本が圧勝してみせた。 以降、森保ジャパンはアウェイでのサウジアラビア戦も勝利するなど4勝1分と無敗で推移しているが、中国のスポーツ紙『オリエンタルスポーツ』で上海申花と中国代表を取材する林記者は、「中国メディアも日本が勝つと思っていて、0-1や0-での敗戦であれば中国が善戦したと思うでしょう」と話す。ただし、「何回に1回は日本代表にも勝利できると思うし、それに期待している」ともニヤリと笑う。2点差以内の敗戦であれば及第点となるが、一方で勝利も狙えるというわけだ。
■直近のバーレーン戦では完封勝利
林記者の期待を高めるのが、「中国代表が埼玉スタジアムで戦ったときよりもずっとチームとして良くなっている」と話す実感。「ここまでの5試合を戦ったことでチームとして大きく成長した」と続ける。実際、11月14日にアウェイで挑んだバーレーン戦では1-0の完封勝利を手にしており、良い勢いを持ってホームゲームに挑めそうだ。 ちなみに、この林記者が注目している選手は三笘薫。川崎フロンターレ在籍時から注目しており、プレミアリーガーとなったことで、中国内でも大きな注目を集めているという。 ちなみに筆者は林記者とACLE・上海申花―川崎フロンターレ戦以来の再会で、その際はマルシーニョが開始5分で退場したことで、0-2で敗戦した。今回は日本代表でリベンジできるか――。 (取材・文/中地拓也)
サッカー批評編集部
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