「またも日本にだまされた」生稲晃子氏“靖国参拝”に韓国で猛反発 日本政府は「事実ない」
タレントの生稲晃子外務政務官(56)が24日、新潟県佐渡市の世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」で開催された、朝鮮半島出身者を含む労働者の追悼式に政府代表で出席したことに対し、韓国は生稲氏が過去に靖国神社を参拝したとして、政府代表の派遣を見送った。韓国メディアからも、日本政府や生稲氏に対し激しい反発の声があがる一方、林芳正官房長官は、生稲氏は参院議員就任後の靖国参拝を否定した。 【写真】目をぬぐう生稲晃子氏 韓国の聯合ニュースは25日「軍艦島に続き、またも日本にだまされた」の痛烈なタイトルで、日本の対応を批判。「靖国神社を参拝した人(生稲氏)が参加し、(韓国の)遺族が参加を拒否した。半分だけの行事になった」とも伝えた。 またテレビ局のJTBCは25日「強制性が抜けた追悼式…ユネスコに告発」の見出しで「朝鮮人が強制労働させられたが、生稲氏は追悼文に『強制性』に関する言及がなかった。韓国の大学教授は『佐渡鉱山の全体的な歴史を正しく知らせない日本をユネスコに告発する』としている」と報じた。他にも、多くのメディアが、追悼式に生稲氏が出席したことに否定的な論調だった。 生稲氏は初当選後の2022年8月、靖国神社に参拝したことが一部で報じられた。一方、林芳正官房長官は25日の定例会見で「生稲政務官は参院議員就任後に靖国神社に参拝した事実はない」とした。 追悼式は、今年7月の世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」の登録を前に、反発していた韓国に対して、日本政府が開催を表明。世界遺産登録に至る形となっていた。