日本からは多摩美術大学が! 世界の最も美しい大学キャンパス 7
大学においては、教室の中で学ぶことだけでなく、その外観から学ぶことも多い。世界の大学や学術機関には、建築的に有名な傑作や美しい景観を備えたキャンパスが存在する。 伝統的なパッラーディオ建築の横にモダンなシアターが併設されていたり、ゴシック様式の講堂を緑豊かな森林が取り囲んでいたりするのは、大学のキャンパスならではの光景。アカデミックな建築やそれを取り巻く緑は、学生やビジターに地域の歴史を伝える上でも欠かせない役割を担っている。 さらに重要なのは、神聖なキャンパスは学生一人ひとりの個性を形成するのに役立っているということ。適切な大学選びにはたくさんの要素があるが、創造性を刺激し、安心感を得られるキャンパスであるかどうかも、大切なポイントだ。 ここでは、広大な敷地を持ち、そのカリキュラムと同様に高い評価を得ている世界で最も美しい大学のキャンパスをご紹介。 From Veranda
多摩美術大学(日本 東京)
日本で最も有名な美術大学のひとつである多摩美術大学には、驚くほど素晴らしい建築物や芸術作品が存在する。キャンパスのなだらかな丘陵と溶け合う、コンクリートのアーチが連なる図書館は、建築家の伊東豊雄が設計したことで知られている。
ケンブリッジ大学(イギリス ケンブリッジ)
1209年に設立されたケンブリッジ大学は、世界で最も権威のある教育機関の一つとみなされている。学業の優秀さだけでなく、キャンパス内にある植物園や、あらゆる場所にある宝石のような建築物でも知られている。 特にキングス・カレッジは、後期英国ゴシック建築の最も優れた例としても名が高く、世界最大の扇形ヴォールト構造が特徴。大学のすぐ横にはカム川が流れており、キャンパスの美しい景色をさらに高めている。
マサチューセッツ工科大学(アメリカ マサチューセッツ州)
マサチューセッツ工科大学は、世界の他のキャンパスでは見られない多様な建築様式を展示している。 ほんの数例を挙げると、エーロ・サーリネンの近未来的な講堂やフランク・ゲーリー設計のモダニズム複合施設、ウィリアム・W・ボスワース設計の新古典主義の建物など、巨匠建築家が手がけた貴重な建築が並ぶ。