かわいい顔して実力派!チャムスのクーラーボックスは技アリのフタがポイントです
【アウトドア銘品図鑑】
キャンプやBBQで使うクーラーボックス、何を使っていますか? 道具選びの際、ついついカタログを見比べて保冷力が高いものを選んでしまいます。でも、保冷力が高いクーラーボックスは断熱材が分厚くてその分、大きくて重く想像以上に大変だと後悔することも。 【全5色でパープル/ターコイズは2024年限定色(写真はミント/クリーム)】 それに何回も蓋を開け閉めしていると、いくら保冷力が高くても氷はぐんぐん溶けてしまいます。 扱いやすい重量・サイズで保冷力も必要十分なものがほしい…という多くのキャンパーたちの願いをカタチにしたのがCHUMS(チャムス)の「キャンパークーラー18L」(9680円)。 2023年春に登場し、そのかわいさと驚き機能にメロメロになる人が続出したアレのサンプルを取り寄せ、酷暑のフィールドに持ち出してみました。
ソロキャン向きだけど夏のファミキャンでも活躍
ファミキャンには容量40L以上のクーラーボックスが適していると言われていて、正直、「キャンパークーラー18L」だけでは育ち盛りの子どもたちの食事をまかなえません。 でも、今の季節は飲み物の消費量がハンパなく、サブクーラーがないと話にならない! 「キャンパークーラー18L」はサイズ42.5×31×H33.5cm、容量18L。1~2人分の食品+飲料+保冷材を入れてちょうどいい大きさだし、ファミキャンでは主張しすぎないけれどもたっぷり入る絶妙サイズに仕上がっています。
保冷剤を置く段差が付いているところもポイント高し
500mlペットボトルなら立てて収納できるし、その上に保冷材を載せても余裕で蓋が閉まります。でも、900mlや1Lのペットボトルは残念ながらギリギリ蓋が閉まりません。ちょっと惜しい! なので500mlよりも背が高いペットボトルは横倒しにする必要があります。通常のクーラーボックスでは上に載せた保冷材を避け、底のほうにあるペットボトルを取り出すのって結構面倒なんですが、「キャンパークーラー18L」のスゴイところは別売の保冷材「ブービーアイスパック」(1320円)を置く段がついていること! 取り外した「ブービーアイスパック」はもう一個に重ねておけるので素早く底に横たわるペットボトルを取り出せるんです。 それに2個の「ブービーアイスパック」で「キャンパークーラー18L」の開口部をぴったりカバーできるので、ある意味、冷蔵庫の透明カーテンみたいに庫内の冷気を逃がさない役割もあり。もちろん冷たい空気は下に流れるわけでこの組み合わせ、理に適っているんですね。 保冷力は公表されていませんが、最高気温37℃を記録した日に飲み物と氷を入れておいたところ、氷は夜まで半分以上残っていました。使い方によりますが、1泊2日なら十分。 なんてことない樹脂製クーラーボックスに見えるのに保冷力が高い秘密は蓋。ペラい蓋ではなくちゃんと断熱材入りの蓋だし、軽い力でぴっちり閉まるので冷たさをキープできるんです。