「帰宅後すぐに入浴」は約3割。4万人の入浴を研究してきた教授が教えるそのメリット
仕事を終え帰宅すると、ついソファーでダラダラ。数時間後、重い腰を上げてようやく入浴する……。 【全画像をみる】「帰宅後すぐに入浴」は約3割。4万人の入浴を研究してきた教授が教えるそのメリット そんな習慣を少し変えるだけで、夜の時間が充実するかもしれない。 花王が発表した「帰宅後の入浴に関する調査」とともに、「帰宅後すぐに入浴」のメリットについても見ていこう。
帰宅後すぐに入浴している人は、約3割
「仕事や学校から帰った後の入浴」について調査したところ、帰宅後にすぐ入浴している人は、全体の27.1パーセントであることが判明した。 帰宅後すぐの入浴を「毎日している人」と「できる日にしている人」に対し、帰宅後すぐの入浴をした日と、それ以外の日で「夜の時間の過ごし方の満足度がどれぐらい変わるのか」を調査したところ、帰宅後すぐに入浴した日のほうが「満足度が高い」と答えた人が76.0パーセントとなった。 4万人以上の入浴を研究した“入浴研究”の第一人者である東京都市大学の早坂信哉教授によると、夜時間の充実のヒントには、「仕事などで興奮していた自律神経を、入浴によってリラックスモードに切り替えている」ことから説明できるという。 よりリラックスモードを高めるためには、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることがおすすめだそう。
帰宅後すぐに入浴する5つのメリット
早坂教授はさらに、帰宅後すぐに入浴をする5つのメリットを挙げている。 ①お風呂上がりの一杯がおいしくなる ぬるめのお湯で入浴すると、消化器が活発に働くうえ、飲み物がおいしく感じられるようになる。 ②クリエイティブな作業がはかどる 帰宅後にすぐ入浴することで、自律神経が整い副交感神経が優位になるため、クリエイティブなアイディアが生み出しやすい状態になる。 ③美容効果が感じられる 早くメイクを落とすことで肌への負担を軽減できるうえ、血流が良くなり肌に良い効果を生む。 ④寝つきが良くなる 入浴から睡眠まで時間を空けることで、深部体温が徐々に下がっていき、入眠しやすくなる傾向がみられる。 ⑤免疫力アップも期待できる 早めの入浴により、副交感神経を優位にして免疫力アップが期待できる。