GクラスのEV版は「EQG」じゃなかった!新型「G580」が4月25日ワールドプレミア決定!
メルセデス・ベンツは現在、世界的人気を誇るオフローダー「Gクラス」のフルエレクトリックバージョンを開発中だが、その車名が判明した。EV専用のGターンボタンを装備、4 つの電気モーターにより、同じ車軸上の車輪が反対方向に回転できるため、車両は無限軌道車両のように回転し、その場で720度の回転を可能にする。 【画像を見る】ベンツGクラスのEV版は「G580」
オフロード性能の新たなベンチマークを設定する準備ができている!
電気版Gクラスは、「洗練と先進の電気技術」を融合させた、「本物のG」であると伝えられており、これまで「EQG」として知られていた。しかしその車名が判明、「EQテクノロジー搭載G580」として登場することがわかった。 同ブランドは、ベースとなるGクラスをアップデートしたばかりで、そのキャビン内には、メルセデスの最新のMBUXインフォテインメントシステムを実行するデュアル12.3インチ スクリーン、新しいステアリングホイールのデザイン、センターコンソールのタッチパッドが搭載された。また、より多くのオフロードモードも追加、アダプティブサスペンションが全モデルに標準装備されたが、電動G580でも同様の装備を搭載するはずだ。 コックピットには、EV専用のGターンボタンを装備、4つの電気モーターにより、同じ車軸上の車輪が反対方向に回転できるため、車両は無限軌道車両のように回転し、その場で720度の回転を可能にするが、そのデモンストレーションを行うためにラスベガスの一部を閉鎖して撮影も行われている。 メルセデスは、ワールドプレミアを前に、妥協のないオフローダーであることを強調、「オフロード性能の新たなベンチマークを設定する準備ができている」と自信を見せている。 そのオフロード性能を発揮するために、G580は純粋な電気プラットフォーム上に構築されていない。代わりに、ガソリンおよびディーゼルモデルの頑丈なラダーフレームシャーシは、独立したフロントサスペンションとリアのリジッドアクスルとともに、純粋な電気パワートレインを収容するために変換されている。 バッテリーはEQS SUVで使用されるのと同じ108.4kWh(使用可能)容量である可能性が高く、4つの低距離トランスファーボックスを介して個別の電気モーターに電力を供給する。また平均エネルギー効率が1キロワット時あたり2~2.2マイルであることが明らかにされた。これは、EQSと同じバッテリーから最大で約238マイル(約383km)の航続距離に相当するが、正確な航続距離の数値はまだ判明していない。 メルセデス・ベンツ「G580」のワールドプレミアは、4月25日から開催予定の「北京モーターショー2023」で計画されている。
APOLLO
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