バイデン氏、黒人票固め 米、奴隷解放記念祝う
【ワシントン共同】バイデン米大統領は10日、奴隷解放記念日を祝うコンサートをホワイトハウスで主催した。演説で「黒人の歴史は米国の歴史だ」と述べ、人種の平等を目指し、差別と闘い続けると強調した。11月の大統領選での再選を目指し、前回大統領選で勝利の原動力となった黒人票を固めたい考え。 6月19日は「ジューンティーンス」と呼ばれ、1865年に南北戦争に勝った北軍が南部テキサス州ガルベストンで奴隷となっていた黒人に自由の身になったと伝えた日。リンカーン大統領は1863年に「奴隷解放宣言」に署名したが、当時は通信手段が発達しておらず南部には情報がすぐに行き渡らなかった。