12月の登録車新車販売 トヨタ・ヤリスが12か月連続首位、2023年度のトップも獲得
変わらず好調 SUV・クロスオーバー
トップ10以降では、従来と同じくSUVおよびクロスオーバーモデルの堅調さが目立った。 受注残の解消を精力的に進めるトヨタ・ハリアーは前年同月比171.8%増の4656台を販売して第13位に。 クロスオーバーに加えて「スポーツSUV」を標榜するスポーツと「ニューフォーマル」を謳うセダンモデルを設定したトヨタ・クラウンは、同19.4%増の3920台を記録して第17位につける。 2023年4月より販売を開始したホンダの新世代SUVのZR-Vは3103台を記録して第20位に、セレナとともに2023年度グッドデザイン賞を受賞した日産エクストレイルは同58.6%増の2092台を売り上げて第25位にランクイン。 また、2023年6月に全面改良した高級ミニバンのトヨタ・アルファードは同13.5%増の4668台を登録して第12位。トヨタ・ヴェルファイアは同1471.1%増の1791台を登録して第28位に。 2023年4月に商品改良を図ったスバル・インプレッサは、SUVモデルのクロストレックと合わせて同76.2%増の3592台を販売して第19位につける。 2023年10月に一部改良を図ったスバル・レヴォーグは同312.3%増の2915台を記録して第21位に、2023年12月にフルモデルチェンジしたスズキ・スイフトは同73.7%増の2799台を売り上げて第24位に入った。
2023年度首位もヤリスファミリーが獲得
一方、登録車の2023年度の車名別ランキングは、前年同期比15.3%増の19万4346台を記録したトヨタ・ヤリスが3年連続でのトップに輝く。 以降はトヨタ・カローラ、トヨタ・シエンタ、日産ノート、トヨタ・ルーミー、トヨタ・プリウス、トヨタ・ノア、トヨタ・ヴォクシー、トヨタ・アクア、ホンダ・フリードの順で続いた。 トップ10中8モデルがトヨタ車と、2022年度より1モデル増える結果となった。
大貫直次郎(執筆) AUTOCAR JAPAN(編集)