<日本最速女子> 高校生レーサー“ドローンにかける青春 ” 「空に飛んでいるような感覚」 リーグ戦で年間女性第1位を獲得 世界選手権に日本代表選手として出場 北海道札幌市
「(姫夏さんが)大会に出ることを知ったのは最近。ドローンをやっているイメージが全然なかった」(友人) 「(姫夏さんがドローンを飛ばす)動画を見たけど、普段と違ってギャップがあった」(友人) 「生徒はそれぞれ自分のやりたいことをやっているが、姫夏さんが一つのことを極めることによって周りへの影響も大きく、姫夏さんが頑張っているから自分も頑張ろうと良い影響になっている」(北海道札幌稲雲高校 坂本浩哉 校長) シーズン中はドローンのことに多くの時間を費やすという姫夏さん。
レースで使用するドローンは、レーサー自らが組み立てるのが主流です。 モーターやフライトコントローラーなど、部品1つ1つに「速くなりたい」という姫夏さんの思いを込めます。 6月16日、由仁町で開かれた全国大会。9歳から63歳までの男女52人が参加しました。
姫夏さんが出場するのは、日本トップクラスのレーサー13人が競う最上級のプロクラス。姫夏さんは唯一の女性です。 試合では決められたコースでタイムを競い、上位9人に入ると準決勝進出です。 「きょう風が強くて、旗のなびく方向が変わってくるので、それを考えて飛ばしていきたい」(姫夏さん) 「佐藤選手、6周目突入。残り時間20秒で通過。佐藤選手もゴール!」(実況) 最高時速は100キロ以上、0.01秒を競う極限のスピードバトルです。
「第8位、佐藤姫夏選手」 「ギリギリでしたね。心臓バクバクでした。自分の結果より緊張します」(父 茂貴さん) 姫夏さん、見事に予選を勝ち抜き準決勝へ。 「追いかけてる!追いかけてる!トップを走るのは…いや?佐藤選手1位!さあ、どっちだどっちだ~?佐藤選手、電池切れか」(実況) 結果は惜しくも準決勝敗退、8位入賞です。
「1周目、調子が良かったけれど、それ以降ミスが多かったので悔しい」(佐藤姫夏さん)(佐藤姫夏さん) 地元開催ということで、姫夏さんの母親たちも駆けつけていました。 「競技の世界なので、大変だなと思って見ている。頑張っていたので良かった」(母 直子さん)
「見てくれているだけで心強い」(佐藤姫夏さん) 2023年からプロクラスで戦うようになった姫夏さんの挑戦は、始まったばかり。 10月に中国で行われるドローンレース世界選手権には、日本代表選手として出場することが決まっています。 「世界戦では、女性1位を目指して頑張りたい」(佐藤姫夏さん)
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- 【ドローンで医療器具を輸送する実験】 北海道の噴火湾を飛び越え 室蘭市~森町間を直線飛行 高速道路を車で2時間かかる所を約30分で到着 災害現場での活用も期待
- 「踏みつけられて圧縮され…」荒らされたソバ畑に苦悩する農家 “ヒグマ被害”相次ぐ中…直径1.2メートル“巨大ドローン”で対策 さらに自動車学校・警察・自治体などが連携し導入へ 北海道名寄市
- 潜水士歴30年以上 水中ドローン事業で新たなチャレンジ「大歩」中村徹也さん#BOSSTALK
- 「私の夢は、上士幌町の町長になることです」はずむ会話…公共交通の未来形?自動運転バスに"AI車掌"が乗務 停留所や町の情報も案内 北海道上士幌町
- セールストークがないので立ち寄りやすい! “売らない”がコンセプトの体験型ストア「ベータ」北海道初上陸