新登場「黒」「赤」の気になるターゲットユーザーは? 「24 VENTUS」3種の違いを早速試打してみた!
最もやさしいとされる「レッド」は手元が硬い
ーー次は「24 ベンタス レッド」。先中調子で最もやさしいと言われていますが、ルイゴルフさんの正直な印象は?
【ル】これはすごく難しく感じました…。あまり打ったことがない感覚で、しなるようなイメージが湧きにくいです。 【ツ】なるほど。「レッド」は先中調子で打球が上がりやすいというイメージですが、手元部分に関しては「ブルー」「ブラック」よりも硬い。スイングタイプとして手元をしならせたい人が打つと、すごくハードに感じるシャフトです。 【ル】「ブルー」より難しかったですし、タイミングがなかなか合いませんでした。ただ、うまく当たったときには一番ボールスピードが出ていました。 【ツ】先中調子になっているので、飛距離のポテンシャルは高いと思います。
「ブラック」は良い意味で何もしないシャフト
そして最後が「24 ベンタス ブラック」。PGAツアーでも最も使用率が高いのが「ブラック」です。
【ツ】ルイゴルフさんの持ち球でもある、ほんのりドローする弾道が出ていますね。「ブラック」は良い意味で“何もしないシャフト”です。そのため、自分のスイングでボールを上げて飛ばせる人は振りやすく感じると思います。むしろ「レッド」よりタイミングが合わせやすいのではないでしょうか。 【ル】すごく振りやすいです。「ブルー」も「ブラック」ももっとハードスペックなのかと思っていましたが、そうでもなかったのが意外でした。 今回の試打結果を受けて鶴原さんは以下のように話します。 「『ブルー』はオーソドックスな中元調子なので、ターゲット層は一番広いです。でも、ルイゴルフさんが打つと左に飛ぶ傾向がありました。注意が必要なのは『レッド』です。先中調子ではありますが、手元は一番硬い。ヘッドスピードは速いけどプッシュスライス系のミスに悩んでいる人にオススメです。「ブラック」はルイゴルフさんのようにスイング軌道も安定していて、シャフトにお助け要素を求めない人に使ってほしいシャフトです。叩いても左へのヒッカケが出ないので、チーピンに悩んでいる人と相性が良いでしょう」