【高校野球勢力地図・三重編】秋東海4強の宇治山田商がリードするも津商、いなべ総合、三重などが追う 『下剋上球児』を育てた東監督率いる昴学園にも注目!
神村学園伊賀の勢いに注目!
面白い存在となりそうなのは、その津田学園を2回戦で下し、県大会3位にまで昇りつめて、東海地区大会初出場を果たした神村学園伊賀だ。登録部員14人で挑んだ初の東海大会では、勢いに乗っていた豊川の前に、コールドゲームで敗れたものの、谷口 哲監督としても「5回までは接戦だったこともあって、いい経験になったけれども、ここで満足することはない」と、先を見据えていただけに、新たなシーズンでどこまで成長しているのかというのも楽しみである。 他には、機動力野球が新基準バットで上手に機能すれば面白い存在になりそうな海星や、粘り強く実績を積み上げようとしている皇學館も期待できる。中日で売り出し中の岡林 勇希外野手の母校である菰野も、上位進出を目指す存在だ。松阪、伊勢、木本や久居といった公立の普通科校に、2018年夏に過疎の学校でもあった白山を甲子園に導いて「下剋上球児」を育てたと注目された東 拓司監督が異動した昴学園も、今季はどのような戦いを挑んでくるのか、注目していきたい。