尾山神社ですす払い 新年迎える準備整う
金沢市の尾山神社で19日、年末恒例のすす払い神事「清殿祭(せいでんさい)」が営まれ、神職らが拝殿の汚れを落とし、新年を迎える準備を整えた。 宮谷充紳宮司が祝詞を奏上し、巫女(みこ)による「豊栄(とよさか)の舞」が奉納された。神職と巫女の5人は長さ約3・5メートルのクロダケを使い、拝殿の屋根や吊燈籠(つりどうろう)、尾山神社と記された社額のほこりを払った。 葛城慎太郎権禰宜(ごんねぎ)(35)は元日に発生した能登半島地震に触れ「新年は穏やかになるように祈りを込めた。きれいな社殿で参拝者を迎えたい」と話した。 19日の石川県内は冬型の気圧配置で冷え込み、雪や雨が降った。最低気温は輪島で0・4度と今季最低を記録した。正午までの最高気温は金沢3・9度、輪島4・7度だった。