キース・アーバンがテイラー・スウィフトを称賛「何度も試練を乗り越え、常に強くなっている」
グラミー受賞経験を持つオーストラリア出身のカントリーシンガー、キース・アーバン。9月20日に4年ぶりとなる最新アルバム『HIGH』をリリースした。 【動画】キース・アーバンの最新アルバム『HIGH』収録「MESSED UP AS ME」ミュージックビデオ 同日に配信されたタイムズ(電子版)のインタビューで、キースは友人のテイラー・スウィフトについて、スポットライトを浴びながら長いキャリアを歩むという過酷な試練を乗り越えてきたと称賛している。 2人の出会いは、2009年にテイラーがキースのオープニングアクトを務めたことまで遡る。キースはテイラーのパフォーマンスを見て「ああ、この子はもっと先を見据えている」と感じたと当時を振り返った。 キースの予想通り、テイラーは2010年のグラミー賞で最優秀アルバム賞を含む4冠を獲得。授賞式ではスティーヴィー・ニックスとデュエットを披露したが、時おり音程を外すなど、そのパフォーマンスには不安定な部分も見受けられ、視聴者や批評家たちから酷評されてしまった。キースはこのことに言及し、それを乗り越えていく彼女について語った。 「テイラーが公の場で成長していく姿を見るのは素晴らしいことだ。なぜなら(成長と同時に彼女が苦しむ姿を見ることにもなるため)かなり残酷なことだから。今では、人々は彼女が経験しなければならなかったすべての酷いことをもう忘れてしまったように感じる」 10年以上の仲だという2人。テイラーが2021年にリリースしたアルバム『Fearless (Taylor’s Version)』に収録された「That’s When (from the Vault)」と「We Were Happy (from the Vault)」でコラボレーションを果たしている。 2021年のコラボレーション以降、表立っての交流はなかったが、キースが2023年5月に妻で俳優のニコール・キッドマンとテイラーのツアーを鑑賞。その時のことを「素晴らしいショーだ。そうだろうとは思っていたけど、まったくの別次元だった。彼女は最高の状態だ。このツアーはまさにベスト・オブ・ベストだ」とコメント。 また、4月にリリースされたテイラーの最新アルバム『Tortured Poets Departments』についても「テイラーのソングライティングは本当に素晴らしい。形容する言葉がみつからない」とし、「彼女は素晴らしい作家で、この新しいアルバムはそれを証明するものだ」と付け加えた。 さらに、「すぐに声がわかるシンガーが好きなんだ。他にも似ているシンガーはたくさんいるけど、誰の声にも似ていない」と、ソングライティングだけでなくテイラー・スウィフトの歌声についても称賛している。