古舘伊知郎「いつ死んでも不思議じゃない状態に」大ファンである飯島直子からのハグにドキドキ<今夜一杯いっちゃう?>
4月よりレギュラー番組となった「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」(毎週木曜夜10:00~、BSフジ)が、7月25日に放送された。同番組は飯島直子が地元の人に愛されるお店を飲み歩き、お店の常連客や飯島がいま会いたい、話してみたいゲストと”本気でサシ”飲みをしていくBSフジの人気番組だ。今回は板橋でゲストに大御所・古舘伊知郎を迎え、飯島のある行動にファンとして興奮してしまう。 【動画】飯島直子のハグで、古舘伊知郎「大変なことになっていますよ…」 ■板橋のスペイン料理を前に舌鼓を打つ飯島 今回の舞台は東京都板橋。桜の名所として知られる石上井川にかかる「板橋」が地名の由来となっている街で、新選組の近藤勇の墓などもある歴史の深い街だ。また板橋駅は東口の住所は北区、西口の住所は板橋区となっており、駅のホームの位置は豊島区。3つの区にまたがっている珍しい立地となっている。 早い時間から板橋を散策する飯島。目に留まる「入りにくいと言われますが…お気軽にどうぞ」というメモ書きが出された、板橋駅東口から徒歩1分の距離にあるスペイン料理店「ラセンダ」にやってきた。カウンター5席、テーブル1席のこじんまりとしたお店で、客席やカウンター越しの店員との距離が非常に近い。 夕方5時半の店内には既に常連客が座っており、盛況なようすが見て取れる。さっそく店主からおすすめを聞きつつ、メニューを吟味する飯島。まずはとスペインのお酒を注文し、運ばれてきたグラスを手に隣のお客さんと瞬く間に打ち解けていく。 仕事終わりに店へ寄ったという男性とまったり会話をしつつ、お酒に合う料理を探す飯島。海外のお酒なので仕方がないのだが、横文字の多さには困惑を見せていた。日本ではあまり見かけないスペインの田舎料理など珍しいメニューから、常連客のおすすめを聞いて注文。お酒を楽しみつつ、静かに料理の到着を待つことに。 休日に3時間かけて仕込む自家製ソーセージ「ブティファラ」をはじめとした料理だけでなく、豊富に取りそろえたワインについて手書きでアドバイスが添えられている。お酒にも料理にもこだわりが詰まっていることがひと目で伝わってくるというものだ。常連客とおそろいの料理を頼んだ飯島は、「おそろいですね」とかわいく声をかけながら「ラセンダ」でのゆっくりした時間を満喫するのだった。 ■ゲスト・古舘と出会うとすかさずハグ 穏やかな時間を「ラセンダ」で過ごしたのち、陽の落ちた板橋を歩いて2軒目へ向かう飯島。板橋の細い路地に展開される店の数々にうっとりしながら、到着したのは「さかなや なかにし」だった。日本酒と魚のお店ということで、メニューには多くの日本酒が並べられている。 お通しを満喫し、1人でエア乾杯しつつゲストの到着を待つ飯島。そこへ「坂道の傾斜が懐かしい」と語りながら店へ向かう姿を映されたのは、名キャスター・古舘だ。故郷である板橋を歩いてよみがえる思い出を語りつつ、「故郷で直子さんに会うというこの…私はいつ死んでも不思議じゃない状態入っていますね」と冗談をこぼした。 やってきた古舘を見た途端、「ありがとうございます!」と握手を交わしてハグをする飯島。力強く抱きしめられ、背中をさすられた古館は「飯島直子の胸が私の大胸筋に触れてしまいました。大変なことになっていますよ…」と笑う。 実は古舘、飯島の大ファンでもある。「ちょっとお酒入っていますか?」と飯島のようすを見ながら笑顔を浮かべ、2人で茨城の日本酒「真上」を注文してまずは乾杯から。ひと口飲むなり「どうも坂口憲二です」と小ボケを挟みつつ、「坂口憲二くんは3歳から知ってますから私…」となめらかに様々なエピソードを語りはじめる。 「お腹空いたでしょう?」とメニューを差し出す飯島に「その言葉やめてもらえますか」と古舘。「家に帰って来た気持ちになるでしょう」と嬉しそうに続けると、飯島が楽しそうに笑う。先日飯島がゲスト出演した古館のトークライブなど、さまざまな話に花を咲かせた。 酔いも回って来たころ、古館の口から飛び出したのは「やっぱり飯島直子って人は…」という言葉。「いまの飯島直子を見ているだけかもしれないけれど、トークライブに来てくれたときに、何聞いても全面対応するっていう…」と古舘が切り出す。見栄を張らず、包み隠さず、飾り立てない飯島の姿勢に、「何であんな風にできるんですか?」と深く静かな眼差しを向ける。 だが飯島は、「全部答えられる質問じゃないですか!」「嫌なことなんて聞かれてないもん」ときょとん顔。だが古館としては彼女の離婚について広げたり、「嫌なこと」を聞いた認識があるそうだ。それでも笑って、あっけらかんと答える飯島。改めて離婚当時、全面的に飯島の味方をするのではなく「お前も悪いんだよ」と言ってくれた母のおかげで“男性観”が変わったとも明かした。 そのできごとを機に、女友達から夫婦関係などで相談を受けた際は“絶対に味方だけど、意見はする”というスタンスを取るようになったと明かす飯島。古舘は飯島の母が取った行動を振り返り、「人生の美容師」だと評したのだった。 ■古舘と飯島の幸せな時間 25年という長い時間を、ゆっくりと思い返しながら語りつくす飯島と古舘。和やかな雰囲気のまま、お互いへの尊敬がにじみ出るやり取りが心地よい。 飯島のフレンドリーなスキンシップは恒例の所作だが、それに対して古館の興奮ぶりは愉快のひと言。たしかに1人のファンとしては、強烈なインパクトを受けるアクションではあっただろう。視聴者から共感と羨望の念が押し寄せてきそうな、素のリアクションが古館の素朴な人間性を表していた。 古館のトークに少しの照れと深い興味が覗く「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」7月25日の放送は、「TVer」または「FOD」で見逃し配信を視聴できる。