「イタリアにとって喉から手が出るほど」伊メディアが指摘するスペインの弱点とは?
ルチアーノ・スパレッティ率いるイタリア代表は、20日にEURO2024(ユーロ2024)グループB第2節でスペイン代表と対戦する。イタリアメディア『スカイスポーツ』が対戦相手の弱点を分析した。 スペイン、クロアチア、イタリア、アルバニアが同居する死の組グループBでは、初戦でイタリアがアルバニア代表に2-1と勝利した一方、スペインは強豪クロアチア代表に3-0と快勝。20日にスペインvsイタリアのビッグマッチが控える中、イタリア人ジャーナリストのパオロ・チャッラヴァーノ氏が『スカイスポーツ』の番組内で分析を行った。 イタリア人記者は、スペインがクロアチア戦において、アグレッシブにプレスを仕掛けたことで相手を苦境に陥れたと指摘。ラミン・ヤマル、ペドリ、アルバロ・モラタ、ニコ・ウィリアムズの4人が時にはペナルティエリア内にまで侵入し、効果的なプレスを繰り返し行っていたことが実を結んだとの見解を示した。 ただ、3-0のスコアは試合内容を映し出すものではなかったとも主張している。スペインがプレスをかける際にラインの間で生まれたスペースを活用し、クロアチアも数多くのチャンスを作り出していたためだ。チャッラヴァーノ氏は、イタリアの場合はニコロ・バレッラやダヴィデ・フラッテージ、ロレンツォ・ペッレグリーニらがこのスペースを突いてチャンスメイクができるとの見解を示している。 「ラインの間のスペースが生まれたことで、最終ライン手前の守りのマエストロであるロドリさえも苦しい状況に追い込まれた。これが大きなテーマであり、スパレッティやイタリアにとって喉から手が出るほどの状況と言える。我々には相手を苦しめることができる特徴を持った選手がいる。ただ、スペインが極めて強いことに変わりはないがね」 続いて、イタリア人記者は16歳のバルセロナの右ウインガー、ラミン・ヤマルを特に警戒した。 「例えば、ラミン・ヤマルはイタリアを困難に陥れることができる選手の1人だ。もし(アレッサンドロ)バストーニが左サイドバックの(フェデリコ)ディマルコの側でプレーするのなら、彼のサポートをしてラミン・ヤマルのような選手に対抗する必要があるだろう」