9月に亡くなったピーコさんの「親友」俳優・吉行和子がつづった思い「2人は堂々と名乗り…時代を変えていきました」
今年2024年9月、敗血症による多臓器不全のため亡くなった服飾評論家のピーコさん。79歳でした。 【写真7枚】ピーコさんの「親友」俳優・吉行和子さんがつづった思い 明るいキャラクターで、情報番組のコメンテーターとしても活躍したピーコさん。 まだ世の中の理解も進んでいない昭和の時代に、ゲイであることを公表。 双子の弟で映画評論家の おすぎさんとの軽快なトークで注目されました。
ピーコさんの“親友”の思い「有名になっても変わらない」
そんなピーコさんが「親友」と慕っていたのが、俳優の吉行和子さん。 共演したフジテレビの番組では、気が置けない間柄であることを明かしていました。 <2019年6月放送「ボクらの時代」より> ピーコさん: 今(の相手)は結婚してないから、今はご飯食べたりとかはしてるけど。 吉行和子さん: いる訳ね、結局。誰か。 ピーコさん: まあ、今はね。 吉行和子さん: 知ってるわよ、私も。いい男よね。(笑) ピーコさん: でも35も年違うとね、看護人みたいよ(笑)。私のこと看護してくれてるみたいな。 吉行和子さん: いいね。 そんな吉行さんが、ピーコさんへの思いをつづった直筆の手紙を『めざまし8』に寄せてくれました。 <吉行和子さんの手紙より> ピーコに会ったのは50年も前です。すぐ仲良くなりました。 まったく無名の双子でしたが、それから数年経ち、突然、ラジオで人気者になりました。 記されていたのは、自然体であり続ける、ピーコさんの姿。 <吉行和子さんの手紙より> ゲイは噂が出ただけでマスコミから消される時代に、二人は堂々と名乗りを上げて、それからの時代を変えていきました。 「どんな人がいたっていい」。自分らしく生きることの大切さを示し続けたピーコさん。 <吉行和子さんの手紙より> 私が一番尊敬しているのは、有名になっても以前と変わらないというところです。 信じられる友人の死は、悲しいです。 吉行和子 (『めざまし8』 2024年12月25日放送より)
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