アルテタがスリを雇って選手の貴重品を盗ませた? アーセナルの奇妙なテストが話題に
やり方に疑問の声も
アーセナルのミケル・アルテタ監督が行った奇妙なテストが話題となっている。『The Athletic』が伝えた。 アルテタはトップチーム全体で行った夕食会の最中に、選手たちの携帯電話や財布を盗むための「スリのチーム」を秘密裏に雇っていたという。食事が終わり、アルテタは選手たちにポケットの中身を空にするよう指示。そこではじめて数人の選手が、ポケットにあるはずの自分の貴重品がないことに気づいた。おそらく、どんなときでも油断をしないということの大切さを選手たちに教えるためだったと思われる。 選手たちに教訓を与えようとしたアルテタだが、このやり方に疑問を呈するファンもいるようだ。『Daily Mail』によれば、Xには「選手たちから奪うことが信頼を築く方法だ」という皮肉の投稿や、「これがサッカーやリーグ優勝とどう関係するんだ?」という疑問の投稿が少なくなかったという。 選手たちを焚きつけるために、監督はいろいろ試行錯誤するものなのだろう。以前リヴァプールでは、ブレンダン・ロジャーズ監督が監督としての最初の試合の前に3枚の紙封筒を選手たちに見せ、「ここに名前が書かれている者はシーズン中に自分を失望させるだろう」と語ったことがある。競争を促し緊張感を持たせるためだったと思われるが、しかし当時所属していたGKブラッドリー・ジョーンズは、その封筒が実は空であることを見抜き「効果がなかった」とのちに『Liverpool ECHO』に明かした。 アルテタの奇妙なテストも裏目に出なければ良いのだが。
構成/ザ・ワールド編集部