【世界卓球】日系三世タカハシ姉妹、ルクセンブルクを破り、「日本戦が楽しみ」と語る
◇世界卓球2024(団体戦) 2月16~25日 韓国・釜山 2月18日 ●女子第1ステージ 〈ブラジル 3ー2 ルクセンブルク〉 G.タカハシ ー7、ー7、ー4 倪夏蓮◯ B.タカハシ 9、ー10、ー9、7、ー7 デヌッテ◯ ◯アレシャンドレ ー8、7、5、7 ゴンデリンガー ◯B.タカハシ 10、ー6、ー3、7、9 倪夏蓮 ◯G.タカハシ 14、ー8、2、ー8、9 デヌッテ ブルーナとジウリアの日系三世であるタカハシ姉妹と、隻腕のアレシャンドレというメンバーのブラジル女子チーム。相手のルクセンブルクには60歳のレジェンド、倪夏蓮(ニー・シアリエン)がいる。ブラジルは0-2からの逆転勝ちを収め、喜びを爆発させた。ブラジルの次の相手は日本だ。 デヌッテに2番で敗れながら、4番で倪夏蓮に競り勝った世界ランキング22位のブルーナ・タカハシが「私自身、そしてチームメイトを誇りに思う。ラストの妹のジウリアもよく頑張ってくれた。日本戦はワクワクする」と言えば、ラストで劇的な勝利を収めた妹、18歳のジウリアは「ジュニアからシニアになったばかりで難しい面もあったけど、とても良いパフォーマンスができました」と語った。
ちなみに、ジウリアに「好きな日本選手は?」と尋ねると、「伊藤美誠さんです(笑)」との答え。「彼女のバックハンドも参考にしています。私の姉の次に憧れる人!(笑)」とうれしそうな笑顔を見せた。ブラジル日系三世のタカハシ姉妹は、日本語は話せないが、自分たちのルーツである日本との対戦を楽しみにしていた。
そしてブラジルの3番手は隻腕のアレシャンドレ。ミックスゾーンで笑顔で話をしてくれた。 「兄が卓球をやっていたので7歳で卓球を始めました。コーチについてどうやってサービスを出すのかを訓練し、今はどういう相手に対しても戦うことはできます。すべてが可能だし、できないことはないと考えています。パラリンピックは前回(東京)は銀メダルだったので、パリでは金メダルを狙っています。 卓球をしている時が楽しい。一日練習をやっている時も楽しい。生きていれば悪い時もあるし、つらい時もあるけど、自分を信じて頑張っていきたいと思っています」(アレシャンドレ) 世界にはいろいろな環境で卓球に打ち込み、卓球を楽しむ人たちがいる。地球の裏側、ブラジルで卓球に打ち込むのは簡単なことではない。でも彼女たちは日本をうらやむわけではなく、ただ日本と試合をできることに興奮している。素晴らしい3人の選手だ。