美里町、合併20年祝う 町長「交流人口増やす」 熊本県内3番目の「平成の大合併」
美里町は1日、合併20周年の記念式典を町文化交流センターひびきで開き、出席した町民ら約230人がこれまでの歩みを振り返り、発展を誓った。 美里町は2004年11月1日、砥用町と中央町が合併して誕生した。熊本県内の「平成の大合併」で、あさぎり町、上天草市に続く3番目。人口は合併当時1万2254人だったが、9月末現在で8676人に減少した。 式典で、上田泰弘町長が「豪雨災害や熊本地震を乗り越えて20年の節目を迎えた。企業誘致や上水道整備によって人口流出を抑制し、豊かな自然をPRして交流人口を増やしたい」とあいさつした。 市に貢献した消防団長や保護司ら63人を表彰。砥用中と中央中の3年生が、20周年を機につくられた町歌「美しい里 美里町」を合唱して幕を閉じた。武田鉄矢さんの記念トークショーもあった。(清島理紗)