「割れてない自分の腹を見たことがない」“脱いだらすごい”ウルトラマンのモットー【梶原颯】
『ウルトラマンブレーザー』(2023年)に出演した際は、作中で見せた筋肉美が話題に。『SASUKE』でも最速クリアタイムを出すなど活躍するイケメン俳優・梶原颯には、ボディコンテスト選手というもうひとつの顔がある。モットーは“動けて美しい体づくり”。そんな彼のボディメイクのコツを取材した。 【動画】難易度MAXの筋トレを完遂する梶原
トレーニングのベースは変えず、食事で調整する
――『APF(Asia Physique Federation)』の大会では、2021、2022年に優勝を達成されました。大会に出る時期は「魅せる体」に寄ったボディメイクが必要になると思いますが、その時はどのように対応していますか? 「基本は食事を調整していきますね。僕は2021年、2022シーズンしかコンテストに出ていないんですけど、デビューイヤーで8大会に出ているんですよ。初大会の時は摂取カロリーやPFCバランスも計算して結構緻密にやっていたんですけど、年間に8大会も出るとなると、2週間に1回くらい大会があったりもしますから、食事管理をそこまで徹底するのは厳しいなと。それからは肌感覚で減量をするようになって、自分の体を見て『少し肉がついてきたな』と思ったら食事量を減らしたり、そういう調整になっていきました」 ――メニューはどのようなものを食べていますか? 「ひとりの時は、基本的には自炊で決まった筋肉飯を食べています。低温調理機で調理した鶏むね肉とか、オートミールとプロテインパウダーを混ぜたものとかですね。誰かと外食する時はあまり気にせず食べますけど、揚げ物は避けたりとか、ある程度は筋肉に良さそうなものを選んで食べるようにしています。糖質の量はあまり気にしていなくて、食べたらその分動けばいいかなと(笑)。その代わり、脂質は割と抑えるようにしています」
――トレーニングは分割法(胸、背中、腕、脚)でのフリーウエイト種目が中心で、そこにSASUKE用に身体能力を高めるトレーニングを行なっていると伺いました。コンテスト期間だから種目を変えるわけではなく、あくまで絞りで魅せる体をつくるイメージですか。 「そうですね。トレーニングはとくに変えません。絞りに関しても、とりあえず腹筋はつねに割れている状態をキープしていますし、どんな役柄やスポーツ番組のオファーが来ても引き受けられるようにコンディションを保っているので、コンテストに向けても少し微調整するくらいで出場することができました。コンテストに出れば、自分より筋肉がすごい選手はたくさんいますけど、年間を通して仕上がった体をキープできていることは、自分が誇れる点だと思います」 ――ズバリ、そんな梶原さんの自慢の部位は? 「やっぱり腹筋ですね。『10パック』と言ってもらえてうれしいので、欠かさず鍛えています。もとが筋肉質なのもありますけど、子どもの頃からずっと腹筋は割れていました。割れてない自分の腹を見たことがないですね(笑)。仕事とかでバチバチに体を仕上げたい時は、前日にめちゃくちゃ腹筋をやって臨みますよ。魅せる筋肉のメインパーツは腹筋だと思っているので、体のコンディションも腹筋を見て判断することが多いです」
取材・文・写真/森本雄大 写真提供/梶原颯