パーソナライズネイルで、もっと輝く手元に:RIÉNE
「ネット上では、目の色や血管の色、髪の色などを設問にしているパーソナルカラーWEB診断をよく見かけますが、腑に落ちない点があります。 まず目の色は本来の色素の判断が難しく、カラコンが手軽に手に入る時代である上に、その人を印象づける要素としてはパーツが小さく、診断要素としては弱すぎると感じていました。 血管も同様で青っぽいのか、緑っぽいのか判断が難しいですし、髪の色もいつでも変えられる要素なので、このようなパーツを設問に取り入れないようにしました。 そうした上で、パーソナルカラー診断士と意見を取り交わしながら、主に目につきやすい要素であること、肌に合わせて判断しやすいこと、本来の資質と後付けで変えられる要素に振り回されないこと、そして診断者自身だけでなく身近な家族や友人と一緒に診断して、客観的に選択肢を選べることを前提として、設問内容を作り込んでいくようにしました」 パーソナルカラーはライフスタイルによって変化していく傾向があるという。一度診断すれば終わりというわけではなく、定期的に診断することも大切だ。 「よく勘違いされているのですが、パーソナルカラーは一度診断したら『私は〇〇タイプ』と思い込んでいる方が非常に多いと思います。しかし、人は髪型、髪色、服装、シミやシワ、日焼け、体型、人によっては美容整形など、ライフスタイルやライフステージのあらゆる要素でガラリと印象が変わってきます。 イメージチェンジで印象が変われば似合うカラーも変わることはもちろんのこと、大きな変化がなくとも長期的な視点で見ると、20代の自分と40代の自分では、似合う色が違うと感じる人が多いのではないでしょうか。人は変化する生き物であり、似合う色もそれに伴い変化するのが自然というのが、根本的な考え方にあります」
「キレイに塗れる」を目指す
RIÉNEでは、ユーザーが回答した情報に基づいて商品を提案する際、どのような工夫やアルゴリズムが活用されているのだろうか? 「詳しいことはお伝えできないのですが、単なるYES/NOの分岐型アルゴリズムではなく、複合的な数式を用いて、ユーザーのパーソナルカラーを診断するアルゴリズムを開発しました。 パーソナルカラーの診断ロジックは、パーソナルカラー協会が定義するロジックをベースにしていますが、各設問の各選択肢を掛け合わせることで、より精度の高い診断を実現しています。 診断機能の信用性はサービスの根幹となるため、創業前はひたすらアルゴリズムの開発に没頭しましたね」