外国人が2カ月間住み込みで「寿司」を学べる学校が観光地に誕生 インバウンドが回復する中、新たな観光資源として期待
地元の人たちに勉強の成果を披露!
2カ月に及ぶ講座も終わりに近づいてきた頃、エイリニさんはこれまでの成果を披露する発表会を開いた。エイリニさんが考えたギリシャ料理の要素を盛り込んだオリジナルの寿司を振る舞った。 校長 黒木了一さん: 寿司職人らしくなっていて感動しました。 ギリシャ出身 エイリニエブドシアさん: すごく良かったと思う。成功したと思う。地震や台風も初めて体験して不安もあったけど、また日本へ帰ってきたいと思っています。 多くの人たちと出会い、かけがえのない思い出とともに習得した日本の伝統文化、寿司。この日本文化がこれからも青島から世界へ羽ばたいていくことを願っている。
インバウンド向けの体験プログラムも
寿司学校「OSUNOSUSHI」では、エイリニさんのように住み込みで寿司技術を学ぶ「2カ月コース」以外に、宮崎に旅行で訪れた外国人観光客向けの「1日体験会」も開催している。 2024年5月から始まった、寿司作りを体験できるワークショップ。 この日は、カナダやデンマークから訪れた観光客など4人が参加していた。 参加者たちは、初めての体験に目を輝かせながら、レタス巻きやかっぱ巻きなど5種類の巻寿司を作った。 デンマーク人の参加者: 最高。好きなお寿司を作るのは楽しくて、参加できてよかった。 カナダ人の参加者: おいしいね、うめぇ~。友達にもお寿司を作りたい。 校長 黒木了一さん: 寿司だけではなくて、日本の文化の事も勉強したいという人が多いので、そういうのも合わせて、「青島で学べる」ということを伝えていきたいと思っている。 コロナ禍を経てインバウンド需要が回復するなか、日本の食文化を学べる「寿司学校」は、宮崎の新たな観光資源になりそうだ。 (テレビ宮崎)
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