九里亜蓮が103球の粘投で7勝目!平松氏「今年は3人が(大瀬良・森下・床田)良いので、ちょっと置いていかれてる。だから…」
広島が中日に競り勝ち。1点差ゲームを勝ち切り、連敗を4でストップさせることに成功した。 広島先発の九里亜蓮は、3回まで中日打線をパーフェクトに抑え込むも、4回に2死三塁の先制のピンチで、細川成也を三振に取り雄叫びで気迫を見せる。広島打線はその裏、ここまで抑えられていた中日先発の福谷浩司から、坂倉将吾が打った瞬間それとわかるホームランで均衡を破ると、5回にも秋山翔吾のタイムリーで計2点を奪取した。しかし7回2死から中日のクリーンアップトリオに3連打を許し1点を取られると、新井監督は久里を諦めハーンにスイッチ。満塁にピンチを広げながらも、代打の石川昂弥をサードゴロに打ち取り役目を終えると、その後は盤石のリレーで1点を守りきった。 ヒーローインタビューで「抑えれてない試合が続いてたので、なんとか0点でベンチに帰るぞと思って投げてました」と勝利への執念を滲ませていた九里に関して、7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した平松政次氏は「今の本人のコメントだけど、負けず嫌いですね」と強調。 続けて「特に今年は大瀬良がいい。森下がいい。床田がいい。ちょっと置いていかれてるんですよ。だからその中に肩を並べるために勝たなくてはいけないっていう、そういうことが動作にも出てるじゃないですか」と時折見せる気迫の所作の要因を分析した。 またもう一人の解説者の笘篠賢治氏は「前回、九里は先に先制されてね、中日の投手は後ろがいいので、早めに代打を出されて。勝ちっていう部分に繋がらない途中降板っていうのがあったんですよ」と8月29日の敗戦投手となったゲームを引き合いに出し、「今の時期は個人成績はもう二の次なんですが、やっぱり九里のためにも、チームのためにもっていう思いのこもったこの一撃は大きかったですね」と坂倉の先制打の背景を丁寧に解説した。 苦手の中日を下し連敗を止めた広島。ここから再び上昇気流に乗れるのかにも要注目だ。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
BASEBALL KING