集中力が続かない理由は性格・スキルではなく、自律神経が乱れる環境にあった!
集中すること、あるいは集中力を持続させることはとても難しいもの。 しかし『自律神経の名医が教える集中力スイッチ』(小林弘幸 著、アスコム)の著者によれば、自律神経のバランスをコントロールし、安定した状態を保つことができれば、集中に関する悩みは解決できるのだそうです。 自律神経とは、私たちの内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、無意識のうちに24時間働き続けている、いうなれば自動運転システムです。 人が起きているときに活発になる「交感神経」と、リラックスしているときや寝ているときに活発になる「副交感神経」で構成されています。 両者のバランスがうまく保たれていれば、集中力を持続することができるのですが、ひとたびこのバランスが崩れると、持続集中力、も乱れます。(「はじめに」より) 自律神経が乱れると、持続集中力が低下するということ。だとすれば逆に、自律神経を整えれば、集中力を持続させられるはず。 だからこそ、交感神経と副交感神経のバランスをいい状態に保ち、心をリラックスさせる必要があるのです。 あなたが集中できない理由は、性格やスキルの問題ではなく、自律神経が乱れやすい環境のせいなのです。 だから持続集中力を手に入れたいと思ったら、自ら生活習慣や意識を変えていく必要があるのです。(「はじめに」より) 「本番での勝負強さ」が求められる多くのトップアスリートや文化人、アーティストをサポートしてきた著者は、そういった方々が行っている集中力の高め方や集中するためのスイッチの入れ方は、多くの方の参考になるはずだと述べています。 大切なのは、途切れてしまってもすぐに集中しなおせるよう、自律神経を自在にコントロールできるようになること。 そうした考え方に基づく本書の第2章「集中力を上げる5つの練習」のなかから、きょうは「集中に入りやすくなる習慣を作る6つのステップ」に注目してみたいと思います。