決算発表で株価急落、「売る」or「保有」どちらが正しい?
決算発表直後に株価が大幅下落することは珍しくありません。そんなときに“負けない投資家”が取る行動とは?(イメージ写真:ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA)
皆さんは、株価が大きく動くイベントとして何が思い浮かぶでしょうか。米国株の大きな変動があれば日本株にも当然影響がありますし、輸出入関連の銘柄であれば為替レートの変動により株価も動きます。 しかし、上記のイベントであれば1日あたりせいぜい5%、大きくても10%程度で済むことが多いのも事実です。個別銘柄ベースでいえば、これよりももっと大きな株価の変動が生じるのが決算発表直後。決算の内容によっては、一気に30%、40%と変動することも珍しくありません。 例えば、3月12日に発表した最新四半期決算で市場予想を大きく下回る内容を発表したジャパンM&Aソリューション(9236)は、決算発表日には終値が4340円だったものが、3月18日には2420円まで下がりました。わずか4営業日で、約44%もの下落となったのです。 保有している銘柄が決算発表によって株価急騰となった場合は、それはそれで扱いが難しいのですが、株価が上昇しているわけですから歓迎すべきことです。一方、決算発表後に株価が急落した場合はかなり悲惨なことになります。 そこで今回から2回にわたって、決算発表で株価が急落したときにどうすべきか、そして決算発表で株価が急落する可能性に備えて、事前に気をつけるべき点をお伝えしたいと思います。
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足立 武志