吉沢亮、「文化や国が違っても伝わるものは伝わるんだなって」海外での反応に手応え 映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
俳優吉沢亮(30)が21日、東京都内で主演映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(呉美保監督)公開記念舞台あいさつに登壇した。 五十嵐大さんの自伝的エッセーが原作。きこえない母と、きこえる息子が紡ぐ親子の物語。吉沢は、耳のきこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子ども=コーダの五十嵐大を、母親・明子を、ろう者の女優忍足亜希子(54)が演じる。 本作は、6月に開催された上海国際映画祭ほか、来週はバンクバー、来月にはロンドンでの上映が決定している。上海の映画祭に出席した吉沢は「文化や国が違っても伝わるものは伝わるんだなっていう、この作品が持っている普遍性と言いますか、誰が見てもいいと思っていただける作品なんだろうなというのを改めて感じました」と異国での反応に胸を張った。 ステージには五十嵐家のキャストが全員勢ぞろい。1年ぶりの再会に吉沢は「いやぁ仙台(ロケ地)を思い出しますね」としみじみ。実は全員一緒のシーンがほぼなかったと言い「意外と『あ、これが五十嵐家なのか』っていう、集まったときの新鮮さを今すごく感じています」とニッコリ。「おもろいっすね。すごく個性豊かといいますか。すごく楽しい家庭だなと思います」とうれしそうに目を細めた。
中日スポーツ